平成20年予算特別委員会 書面審査 総務部

◯荒巻委員
 歴史的建造物の保存継承事業について1点お伺いします。
 未指定文化財についてですけれども、指定文化財と違って本当に京都にはこれだけの社寺の量も他府県と比べてけた違いにありますし、いろいろ時間の流れとともに劣化したり、また修繕をしなければいけない時期が来ているところがそれぞれあると思いますが、例えば指定は京都府教育委員会でやっていただいていて、例えば八坂神社でしたら西楼門で1億5,000万円の事業に関して6,500万円を府が出したとかという積極的な姿勢を府はしっかり見せていますし、また昨年度でしたら未指定の文化財に対しても8,000万円の予算をもってしっかり使い切ったということで本当にニーズは多いんだなという中で、府がこれだけ文化保全、また継承にしっかり力を入れているということを余り市民というか、府民の方がわかっていないのかなという部分が、我々が間に入って状況を見ている限り結構あるので、先ほどのアピールの仕方ですよね、積極的な姿勢をやっているというアピールの見せ方ではないですが、遠慮しないでこれだけのことをやっているという見せ方をしていただきたいという点と、あと未指定文化財に対しての助成基準というものはそれぞれ所管の委員会でまた詰めていただきたい、議論をしていただきたいと思いますが、今現状、昨年度の8,000万円に対しても上限2分の1とか、条件を満たす件に関しても全額出していない、要は申請件数がふえているわけですよね。その中で認可される件数もふえているという点で、今の予算規模というものと現状が大分乖離してきているのか、大分実態はもっといち早く修繕をかけてほしいとか、そういう声が上がっているのかなと思うので、実態把握をしたいので、そういう依頼の状況、また助成の状況を教えていただけたらと、まず1点目にそれをお尋ねします。

◯文教課長
 御指摘の未指定文化財の保全事業でございますが、予算額が平成19年度8,000万円、その前の平成18年度は9,000万円という予算をお認めいただきまして、それぞれ両年度とも要望というのは、9,500万円程度事業費にしてありまして、充当率は例年大体9割から8割程度ということで、毎年百数十件の事業に補助をさせていただいております。
 要望は、確かに予算額を若干上回っておるのですけれども、私どもとしましては未指定であっても地域の貴重な文化財をできるだけ保全していただくということで、貴重なものから重点的に支援させていただいておるという状況です。
 それと、そのPRでございますが、私どもおくればせながら昨年度ホームページに今まで保存をした実績について所有者の御理解を得られたところからホームページで写真もつけて、その貴重な価値をホームページに載せております。そこに事業概要等もつけて、広く府民の皆さん方に見ていただけるようにしておりますし、加えまして年4カ所でよろず相談という未指定文化財の保全についてのいろいろな相談を受けております。機会がなかなか少ないものですので、今後さらに充実していきたいなと思っていますが、特に平成16年度から地方振興局で各市町村ともタイアップしまして、今後どのようなニーズにどのようにこたえていけるのか相談をしながら、昨年末ぐらいから市町村とも詰めた話をしていますので、今後の事業実施に生かしていきたいなと考えております。
 以上でございます。

◯荒巻委員
 そもそも前提として、未指定というところで助成をしていただくって本当にありがたい制度だと思っていますし、感謝もしているわけです。まだそういう意味で増加傾向にある中で、優先順位というものをつけていただきたいなということもまた議論していただきたいと思います。
 特にこの場においては、基準と内容等については申しませんけれども、ただ1点、思うのはよく地域でおみこしがありますよね。おみこしって非常に御神体を祭るという点で宗教性が高いからということで除外されることがあるというのですけれども、何のためにそういうものに助成するかという点を考えたときに、地域住民がみんな全員で参画して、またみこしを使った地域活動、また運営、また文化財の維持、メンテナンスとかをやるということは本当に保全伝承事業そのものではないかなということを私は思います。また、そういった中身、基準についてはまた大いに検討していただく余地があると思うので、その辺はまた重点的によろしくお願いします。
 それと、本当に皆京都市に頼んでやってもらっていると思っている人が非常に多いのです。我々この府の皆さんのお力をかりてしっかりやっているということは絶対アピールしていただきたいと思いますし、逆にそのあやふやさがまたこの制度を利用するに当たっての窓口の不透明化であったり、また手続が難解であったりとか、そういうふうに思わせる原因になっているのかなとも感じられますので、ぜひわかりやすい制度利用方法、またそれの遡及等を含めて、先ほどおっしゃったアピール、また告示というものの推進をより強力にやっていただけたらありがたいと思います。
 以上です。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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