平成20年予算特別委員会 書面審査 警察本部

◯荒巻委員
 駐車禁止除外標章の件について質問させていただきます。
 9月の定例会でも、我が会派の菅谷議員が身体障害者に係る駐車禁止除外標章に関して質問され、私も9月の警察委員会で質問させていただきましたが、警察本部長から経過措置の期間における標章交付の推移や、また標章使用の駐車実態を見きわめた上で検討すると御答弁いただきました。すなわち、例の従来認められていた下肢障害3級の2と3及び4級というのが今回除外されてしまったことに関して、9月の代表質問後も多くの府民の皆様からバリアフリーの精神や、また障害者自立支援の観点からしても、本当に違和感のある今回の条例改正だということで、大きく指摘を受けておりますが、そのことに対して正しく適切な御説明をいただきたいと思いますし、また引き続き前向きな改正に当たっていただきたいと切に要望する次第でございます。
 改正からちょうど半年の日がたちましたが、ここまででさまざまな苦情や、また要望等が大きく私にも入ってきますし、もちろん警察本部にも届いているのではないかなと思います。既にその辺の経過措置の検討事項として今どのようにとらまえておられるか、また具体的にどのような改正がまた必要であるか、そのようなお考えを確認させていただきたいと思います。

◯交通部長
 京都府道路交通規則の改正が行われまして、今6カ月が経過したところでございます。この間に苦情でありますとか、要望等が寄せられております。本年2月末までの数につきましては、問い合わせを含めまして543件でございます。
 その内容といたしましては、府民の方々や障害者団体の方々から下肢不自由の復活を要望するものが35件、それから標章の不正使用に対する取締りの徹底を図っていただきたいが14件、また標章交付の方法の変更を行ったこと、それから交付対象を拡大したことに対しての評価する意見7件などであります。このほかにも除外対象等級の問い合わせでありますとか、申請手続についての問い合わせ458件をいただいているところでございます。要望・意見等につきましては、それぞれ貴重な御意見でございます。
 今後の検討ないし取り組みでございますけれども、規則を改正いたしまして6カ月、この間に除外標章の新規交付の数でありますけれども、障害者用が2,524件、車いす移動車用が77件など増加しておりまして、総有効の交付件数は3万546件、改正前よりも5.4%増になっているところでございます。
 こうした状況を踏まえつつ、経過措置の期間におきまして標章交付の推移あるいは駐車実態等を見きわめてまいりますとともに、身体に障害のある方々でありますとか、関係団体の方々に対しまして、継続的に対話の場を設けて積極的に意見・要望等をお聞きしてまいりたいと考えております。
 また、警察側といたしましても、除外標章の正しい使い方や最低限の使用につきましての講話の場を設けてまいりたいと考えております。福祉部局とも連携しながら、意見交換をしてまいることといたしております。こうした対応を通じまして、今後のあるべき交通規制につきまして検討してまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。

◯荒巻委員
 交通規制という観点上は、まさに最優先されるべきは道路の円滑な交通環境を保つということに関しては、不正使用者の摘発と、また廃止をぜひ徹底していただきたいと思いますし、本当に日ごろから下肢障害の方で日常生活に支障を来している方にはぜひ温かく、大きな理解を示していただけるような、また改正に本当につなげていただきたいと切に要望いたす次第でございます。
 加えて、あと訪問診療に関してですが、他府県も同じようにこういう交通規制の中で、例えば歯科医師であるとか、また柔整師、また針灸師に関して、もちろんほかの医療と比べたら、確かに緊急性という点では劣るのかもしれませんけれども、例えばお年寄りの方の入れ歯が折れたとか、食べ物が食べれなくなったとか、また器材が口の中に落ちてしまったとか、これは呼吸停止とかという生命にかかわる危険性も多々あるわけです。もちろん、器材の運搬等も含めて、そういう訪問診療の方に対しては、例えば個別対応として各警察署の署長の認可をおろして柔軟な対応をするとかといった形で本当に困っている人のための制度であってほしいなと思うわけですけれども、その辺に関して御意見を聞かせていただきたいと思います。

◯交通部長
 御意見のありましたとおり、不正使用につきましては適切に、かつそういった本当に必要とされている方々にも影響が及ぶ事態でありますので、真剣に取締りをやっていきたいと考えているところでございます。
 また、訪問診療等の方々に対しましては、除外制度のあり方、それから警察署長の駐車許可のあり方等につきまして検討してまいりたいといったことでは、関係する団体の方々の十分な意見を聞かせていただきまして、実態に合った形を運用してまいりたいと、また検討をしていきたいと考えているところでございます。
 以上です。

◯荒巻委員
 ぜひともよろしくお願いします。
 また、今後の各定例会ごとの警察常任委員会で進捗に沿って、また前向きな御答弁を期待しております。よろしくお願いを申し上げます。
 続きまして、東山署の移転の件です。洛東病院跡にちょうど当初予算でいよいよ着工という予算もついておりますけれども、また庁舎の今構想の段階だと思いますけれども、京都市の景観条例等を含めて、また設備の建築スタイル、また姿等にいろいろ規制がかかってくると思うわけですけれども、東山地域の安心の拠点としての警察機能をしっかり発揮していただくためにどのようなおおむねの構想ができているのか。
 あと例えば個別例になるのですが、東大路通に面しているわけで、観光の時期とか季節に応じて大変な渋滞になるわけです。通報があってからの対応を迅速に移動していただかなければいけない、機動性を高めていただかなければいけないという点で、周辺の道路等をまたどういう接続スタイル、アクセスが確保されているのか。
 それとあとは地域的に洛東中学、そして六原小学校のかいわいで小・中の合併があって、子どもたちがあの地域に一堂に会してくるわけですけれども、例えば少年補導の観点で言えば、例えば剣道とか指導するスペースというのが松原署にはなかったわけです。今のところ、廃校になった小学校の跡を使ったりとか、また点在する形で一つにはまとまっていない状態で分散して指導を行っていたのをぜひ規範意識の高い警察官の御指導をいただきながら、子どもたちの成長に役立ててほしい、そういう道場が欲しいという御意見が多いですね。松原署を見たら、40畳ぐらいしかないですね。実際、試合を行うということを考えると、50畳ぐらいのスペースというのが確保されるわけですけれども、あの40畳ぐらいのスペースでは、壁に人がぶつからないようにみんな保護者の人が守ったりとかというスタイルをとっているので、例えば五条署ぐらいの大きな規模があれば、子どもたちの皆さんが集まれるわけですし、そしてまた何よりも警察官の皆さんが市民、府民の皆さんの生命を守っていくための日ごろの訓練の場所ですから、そういった機能も含めてどういったものができるのかとか、おおむね決まっている範囲で東山署の設備構想を教えていただきたいと思います。

◯総務部長
 東山警察署の建設設備の問題でございますが、いよいよ新年度から着工の運びとなりましたことを委員を初め関係の皆様にまずもって私からお礼を申し上げたいと思います。
 そこで、平成20年度から2カ年で建設を予定しております新たな東山警察署でありますが、これにつきましては構造的には鉄筋コンクリートづくりの地上2階、地下1階の延べ床面積で約5,200平方メートルで府下警察署中、最大級の面積を持つという庁舎となる予定であります。昨年9月に委員御指摘がございました京都市の新景観政策を踏まえまして、東山の地にふさわしい和風のデザインとするといった警察署になるということであります。
 それで、庁舎の特徴でございますけれども、捜査本部などの捜査拠点を多数設置ができるスペースを450平米ほど確保することとしております。そうしたことで捜査基盤をまず充実させると、それから1階のロビー付近に京都の警察署としては初めてでございますけれども、地域住民の方、地域の方々と協働活動の場として多目的に活用ができるコミュニティールームのスペースを60平米設けるということにしております。
 それから、委員御指摘の道場についてでございますけれども、これは今申しました庁舎の地下ですね、地階に設けるということにしておりまして、これにつきましては府下26警察署中、最大、五条署を上回る280平米の広さの道場にするということを考えておりますので、武道訓練などには十分活用できるのではないかなと考えております。
 それから、アクセスの問題でございますが、今回の元洛東病院の跡地には、東大路に面して、確かに入り口は一つということになります。したがいまして、いろいろな急訴事案とかというものに対応できるように、今後東大路通に面して入り口が一つ、京都府の家庭支援総合センターと同じ建物がこの敷地の中に2つできるわけですから、そういったことも十分踏まえながら、今後その出入りだとか、急訴事案の対応というのは今後検討してまいりたいと考えておるところであります。
 以上であります。

◯千歳委員長
 荒巻委員に申し上げますが、割り当て時間ははるかにオーバーしましたので、簡潔に。

◯荒巻委員
 済みません。まさに地域住民と一体となった治安のあるべき姿を本当になお一層実現できるようなよりどころとして、ぜひまた警察署が成り立つように期待を申し上げて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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