平成20年警察常任委員会2月定例会 2日目

◯荒巻委員
振り込め詐欺についての今の現状把握と思われる取り組みについて、お尋ねをいたしたいと思いま す。
「おれおれ詐欺」とか、ああいう家族を思う気持ちといったところにつけ込んだような、大変悪質な犯罪だと思っております。
また、 振り込め詐欺が今、大分、多様化してくる中で、アダルトサイトの利用料とかの架空請求、手紙とか電話で行われていたり、またお金の融資を装った、申込書に 対しての保証金を一緒に支払わせるといった融資保証金詐欺とかといった形状にもなってきているということを聞いています。
また、ある程度、「お れおれ詐欺」に対する認識は、地域府民の認識も、推進も高まってきたということで、いろいろ手口が高度になって、例えば会社の上司を装って、おたくの御主 人が会社のお金を横領しているから、示談金の名のもとにお金を搾取するとか、本当に人の良心であるとか、また家族を思う気持ちにつけ込んで、こういった悪 質な犯罪をこれからどう取り締って、また逆にやりにくい環境にしていくかというところがポイントだと思うのです。
犯罪者も、無差別にやっている のでしたら、これはだれもが隣り合わせの、いつでも起こりうることであり、本当にこれは早く、無防備な状態から備えをもたなければいけないことだとも思い ます。しかし、ある種特定した方をターゲットにして、何らかの下調べをして、本当に個人情報の漏えいすら考えられるような、何か組織犯罪の傾向もあるので はないかとか思うわけです。今のところの、京都府警の現状把握と、例えば昨年1年間の取組状況とか、また検挙のケースとか、御報告いただけたらと思いま す。お願いします。

◯刑事部長
まず、昨年中の京都府下におけます振り込め詐欺の認知状況につきまして、御説明させていただ きたいと思います。
認知件数は、総数で201件。被害総額は、約2億5,200万円でございます。前年比で、件数は20件減少しておりますけれ ども、被害額については、約4,000万円増加しております。依然として高水準で推移しているという状況にあると考えております。
手口を見ます と、おれおれ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺といった3態様に加えまして、税金や年金の還付を装いましてATMを操作させる。そして預金をだまし取る といった還付金等詐欺といいますものが、昨年から発生してきております。犯行態様がますます巧妙化しておるというような状況にあると考えております。
こうした中、昨年の取り組みでございますけれども、京都府警におきましては、昨年78件、12名、被害総額約1億6,900万円の振り込め詐欺事件を検挙 しております。
また、被害防止という観点からも、取り組みを行いまして、府警ホームページ等を活用いたしまして、犯行の手口や、また被害防止策 といったものを紹介するなど、被害防止のための広報啓発活動にも力を入れたというところであります。

◯荒巻委員
 分類として、被害に遭われた方の、何か共通項、例えば、年齢的に年配の方が多かったとか、高齢者の方が多かったとか、またひとり暮らしの方が多かったとか。あと、支払えてしまうといった預金状況とか、ある程度、何か今後の対策のヒントになることとかって、今のところ分析できていないでしょうか。

◯刑事部長
 先ほど申し上げました4態様ごとに、若干、対応が異なると申しますか。例えば、振り込め詐欺でありますと、昨年の例で、被害者の約56%が女性であるといったことがあります。
 例えば、融資保証金詐欺でありますと、男性が、約60%といった形で多いということであります。
 最近、昨年後半ぐらいから起きております還付金等詐欺につきましては、50歳以上の中高年が被害者の多数占めております。中でも70歳代、80歳代が多いといったような現状がございます。
 ただ、共通する傾向といたしましては、従前でありましたら銀行に振込をするということを求めておったのが、最近の傾向といたしましては、現金書留や宅配便を利用するといった手口も見られるということがございます。
 また、計画的な犯行が増加しておるということでありまして、従前であれば場当たり的な犯行が多かったというところであります。しかし、最近では下調べをして、入念に相手方の家族構成等を把握した上で犯行に及ぶといった形態もふえてきておると考えております。

◯荒巻委員
 まさに、若者がよくメディアの報道等で、まねをして行われたというケースがあったと思うのです。どこか根底に、悪質な知識を指導したり、何か組織的な部分というのが、大変あると思うので、そういう足がかり的なものとかを補足できてたり、大方組織化された、詐欺として形成されてきている犯罪なのでしょうか。

◯刑事部長
 これまでの検挙の中で、ある程度、組織性を持ったものというのも、つかんできておる部分もございます。
 ただ、全体通して、まだまだ捜査は解明していかなきゃならないと思っております。犯行の、電話をかけてくる先というのが、東京からかかってくることというのが多い状況にあります。そういった観点からも、我々も首都圏の警察と連携して、現在、捜査を進めておるといった状況でございます。

◯荒巻委員
 摘発の体制が整ってこられているのであれば、ぜひ強化をしていただきたいと思います。
 今、まだ、報告をいただいたとおりな進捗状況なのだなと思っておりますので、また次回の機会で、より深い、突っ込んで話を聞かせていただきたいと思います。
 ありがとうございます。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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