令和3年6月定例会 提案理由説明

京都府歯と口の健康づくり推進条例の一部改正 提案理由説明

自由民主党 京都府議会議員団の荒巻隆三でございます。
 それでは、ただいま議題となっております京都府歯と口の健康づくり推進条例の一部改正案につきまして、提出者を代表し、提案の理由を御説明申し上げます。
 本条例は、平成24年12月、議員提案により、全会一致で制定したものであり、以来、この条例に基づく「京都府歯と口の健康づくり基本計画」により、ライフステージの特性を踏まえた施策や歯と口の健康づくり推進のための環境整備に関する施策が着実に実施され、府民の皆様の生涯にわたる歯と口の健康が保持増進されるよう取り組まれてまいりました。
 しかしながら、昨年来、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、感染への不安や、不要不急の外出自粛が求められていることにより、歯科の受診を控える動きが顕著にみられる状況となっており、府民の皆様の口腔環境の悪化や口腔機能の衰え、いわゆるオーラルフレイルの進行が危惧されております。
 このオーラルフレイルは、歯科の疾患ではありませんが、放置すると口腔機能の虚弱な状態が続き、心身の機能まで影響を及ぼすものであり、歯科疾患の治療だけでなく、「オーラルフレイル」の予防を含めた歯科健診が、決して不要不急なものでないことを、府民の皆様に御理解をいただく必要があることから、今回、本条例の改正について提案する次第であります。
 次に、改正案の内容についてでありますが、まず改正の趣旨が府民の皆様に明らかになるよう「歯科ケン診」の定義について、症状に対する検査から予防を含めた健康診査に改めております。
 そして、予防において、今回、特に重要であるオーラルフレイル対策を条例上明確に定義し、高齢期における歯と口の健康づくりの推進を図るための必要な施策として定めました。
 さらに、これまで「よい歯の日等」で推進してきた、80歳になっても自分の歯を20本以上に保つことを目指した運動である「8020(はちまるにいまる)運動」とともに、「オーラルフレイル対策」を府民の皆様への定着を目指す取組と定めたところであります。
 また、歯と口の健康を維持するため、歯科健診は生涯にわたって定期的に受診すべきものであることから、乳幼児期、学齢期、成人期、高齢期の全てのライフステージにおいて規定するとともに、各ライフステージにおいて、「むし歯」、「歯周病」などの歯科疾患の症状が現れているという現状に合せた規定の見直しを行っております。
 そのほか、府が感染症まん延時などにおいても適切な歯科保健医療サービスの提供が受けられるよう必要な施策を実施すること、歯と口の健康づくりに関する研究について、その成果を広く府民の皆様に認識いただくよう普及を行っていくことなどの改正を行っております。
 以上が改正案の内容でございます。
 本条例改正に当たっては、歯と口の健康が全身の健康につながるものであり、現下のコロナ禍での歯科の受診控えの広がりは、府民の皆様の生命・身体を脅かすもので、早急に対応すべき重要な課題であることから、府議会各会派において鋭意調整を行い、とりまとめを行ったところであります。
 議員各位におかれましては、ただ今申し上げました 趣旨を御理解いただき、本条例案に御賛同賜りますことをお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
 御清聴、誠に有難うございました。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会議長
  • 京都府都市計画審議会委員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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