京都府議会委員会条例一部改正　提案理由説明

自由民主党京都府議会議員団の荒巻隆三でございます。
　ただいま議題となりました議第１号議案京都府議会委員会条例一部改正の件につきまして、提出者を代表し、提案理由を説明いたします。
　新型コロナウイルス感染症の蔓延は、これまで多くの府民の方々の生命や健康を脅かし、今なお府民の皆様の生活に大きな影響を及ぼしております。また、近年の自然災害の増加や、京都府南部で地震が頻発していることなどを踏まえると、今後、府内に大規模な災害が発生した際に、京都府議会としてどのように対処に臨むかということが、現実的かつ喫緊の課題となってきております。
　府議会では、昨年度に議長からの諮問を受け、このような緊急事態においても府議会が二元代表制の一翼を担う意思決定機関として、その機能を効果的に発揮し続けられるような仕組みづくりについて検討してまいりました。このたびの条例改正は、その検討の中で、議員がこの議会棟に参集できなくなったような場合においても、委員会審議を継続することができる仕組みが必要との考えから提案するものでございます。
　本条例改正により、新型コロナウイルス感染症のような府民生活に重大な影響を及ぼす感染症の蔓延や大規模な災害の発生等の際に、議員の参集が困難になった場合において、オンラインでの委員会審議が可能となります。府民の方々の生命や生活に関わるような重大な課題が次々と現れるような緊急事態にこそ、府民一人一人に寄り添った行き届いた迅速な施策が実施されるよう、府議会が滞りなくしっかりとした審議を行うことが極めて重要であると考えます。
　議員各位におかれましては、ただいま申し上げました趣旨を御理解いただき、本条例案に御賛同賜りますことをお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
　御清聴、誠にありがとうございました。