平成22年予算特別委員会 書面審査 健康福祉部

◯荒巻委員
 家庭支援総合センターについて質問いたします。
 いよいよ来年度ですね。もう1カ月少々で家庭支援総合センターが開設されるわけですが、児童虐待からDV、ひきこもりまで、今多様化する複雑化する家庭問題に対して、ワンストップで対応する拠点として大変大きな府民からの期待を寄せられているわけですが、まず数点にわたって聞いていきたいんですが、建設工事の進捗状況はどうなっているのかということでございます。児童相談所や婦人相談所などが一つに集約して引っ越してくるわけですから、その辺の進捗状況と、また府民への対応っていうものが、すぐにこれスタートできるものなのか、課題対応に対して、これはさまざまなケースを想定した上での関係調整が行われているのかどうか、本当に複雑化する家庭問題に機能を発揮していくためには、今のそれぞれのセクションでも一つ一つ機能していったり意味があったりするとは思うんですけれども、制度や仕組みっていうものを変えていかないと大きく変わらないっていうんでしょうか、効果が出てこないと思いますので、その辺の準備段階のまず御説明をしていただきたいと思います。

◯健康福祉部こども政策監
 洛東病院跡地に建設を進めております家庭支援総合センターについてでございますけれども、おかげさまをもちまして建設工事そのものは順調に進んでおりまして、現在内装の仕上げに鋭意取りかかっておりまして、外構にも手をつけかかっているところでございます。今後のスケジュールでございますけれども、3月下旬には引き渡しを受けまして、その後備品などを搬入した後に関係機関の引っ越しを行いまして、できるだけ早く、4月早々には開所すべく、現在準備を進めているところでございます。
 4月に家庭支援総合センターとしてとりあえず立ち上げて発足するわけですけれども、今委員御指摘のように、これまで個々の相談所で行ってきたものが、家庭問題という視点でワンストップ、総合的に対応していくということでございますので、これまでの各相談所の仕事のやり方っていいますか、枠といいますか、そういうものを変えて再構築していくことがございますので、まず準備期間として取り組みまして、その後総合相談あるいは困難事案への専門性を発揮した対応ができるような新たな機能につきましては、職員配置も含めまして、その後できるだけ速やかに実施していくというような形で考えておりまして、いずれにいたしましても、府民の方々の相談に空白が生じないような形でやっていきたいと思っているところでございます。
 以上でございます。

◯荒巻委員
 複数あった相談機関が新しい施設に一気に集約されるわけで、引っ越ししてその日からいきなり連携して、ワンストップでの相談業務ができるわけはないわけでございますから、まず部屋割りとかセクションごとの配置を早く始めて、一番、何ていうんでしょう、そこを利用される府民の皆さんが来る前に、まず職員の皆さんがその施設になれていただかないといけないわけですから、十分に家庭支援総合センターたるものの中身をしっかり熟知していただいた上で、十分に担当者同士が連携できる話し合いを、もう始めていっていただきたい。また、個々のケース、想定し得るであろう今までの家庭問題等、いろいろシミュレーションしていただいて、準備を万端にしていただきたいと思っています。本当にその体制ができるまで府民の皆さんにサービスができないとか、少し待ってくれとか、今空白をつくれないとおっしゃっていただいたので、そこのところのリードタイム、もう縮める段階だと思いますんで、ぜひ3月下旬、もう待ったなしの状況ですから、その辺の重点化をお願いいたします。
 これ、平成22年度の予算で、新規で家庭支援充実強化対策費が4,600万円出ているわけなんですけれども、こちらの事業概要として、家庭支援サポートチームとか家庭復帰や自立支援、コーディネーターの配置とか、職員の配置を含めて相談に係る機能強化の費用であろうと思いますが、その取り組みの内容をお聞かせいただきたいと思います。
 あわせて、ことし知事選ですから職員の人事異動っていうものが少しおくれると思いますが、この予算執行の時期は人事異動後になるものなのか、その辺もお聞かせください。

◯健康福祉部こども政策監
 まず、どういう専門性が強化されるかっていうようなお話につながる話だと思います。新規予算の内容ということでございますので。我々考えておりますのは、総合相談窓口を設けてワンストップで対応すると。そしてコーディネーターを配置して、いろいろ関係機関とも連携を強化していくような体制を整えると。一方、弁護士、医師等の専門家による家庭支援サポートチームを設けまして、虐待あるいはDV等、複雑に絡み合う困難な事案にも専門性が発揮できるようにすると。一方、施設に入所している子どもたちに対してのケアもしっかりしていこうということで、その保護者なりあるいは施設へ訪問したり、あるいはグループケアカウンセリングなんか行って、家庭へ復帰できるような取り組みも強化していく。また、この機関は府の機関だけを対象にするんではなくて、地域の機関とも連携していきたいと考えておりますので、そのために市町村も含めた関係職員のスキルアップを図るための研修なんかもやっていくと。そして、情報をそういうところにも提供して、地域の機関あるいは市町村、そういうものに対する支援、バックアップも強化していく形でやってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、開所当初は準備期間として位置づけて、そしてその後、新たな機能等については職員配置も含め、その後速やかに実施していくという形で取り組んでまいりたいと。いずれにしましても、できるだけ空白、タイムラグがあかないようにしていきたいとは考えているところでございます。
 以上でございます。

◯荒巻委員
 理解はさせていただきました。今いろいろな機能面について、支援を必要とする府民が今まで以上にどういうメリットがあるのかっていうところの問題もあると思うんで、本当に拠点として存在するセンターですから、そういったものをいち早く整備していただいて、このメリットを、何ていうんでしょう、南北に広い京都府ですから、山城地域から中丹、丹後地域に至るまで、そのメリットを共有できるような体制づくりをいち早く進めていただきたいと思います。
 あともう一つは、京都市内に開設されるわけですから、京都市域においても児童相談所や身体障害者更生相談所、知的障害者更生相談所など機関があるわけなんですが、家庭支援総合センターに市民が相談に来られた場合、これは単なる紹介で終わってしまうことはないと思いますが、どのように府市協調の観点からして連携を構築していくのか、その辺の進みぐあいもお聞かせいただきたいと思います。

◯健康福祉部こども政策監
 実は、この点につきましては、これまでからも京都市といろいろ協議させていただいているんです。直近では2月1日に、府の部長、それから京都市の局長レベルの府市でのパネルを開催し、京都市の連携について協議したところでございます。京都市民の方については、権限を有する京都市の機関でなければ最終的には解決しないという面もございますけれども、市民の方がこのセンターに相談に来られたときに、できるだけ二度手間というような感じにならないように、しっかり連携していくことが大事だということでは両者一致しておりまして、そのために府市の職員の関係機関によるワーキングを立ち上げまして、その相談のあった内容の情報の引き継ぎ方ですとか、あるいはケースのフォローですとか、そういうことをどうしていったらいいのかということを協議を進めていくということにしておりますし、また開所後も定期的に年三、四回お互いに意見交換をして、このセンターが京都市民の方にもどういう形で効果が発揮できるのか等も含めまして、協議する場を設けるということにいたしております。
 以上でございます。

◯荒巻委員
 本当に制度面に係ることは大きいこともいっぱい出てくると思いますが、ワンストップの機能を滞りなく進めていく上で、いろいろなそういう検証材料が出てきたり、またそれゆえに、より機能性の高いセンターとして機能強化していく材料になると思うんで、そういう多様なケースを吸収したり御協議を深めていただく中で、より府民サービス性の高いセンターとなっていただきますように大きく期待をして、見守っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げまして質問を終わります。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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