平成21年警察常任委員会6月定例会 2日目

◯荒巻副委員長
私も副委員長の立場でございますが、御質問をさせていただきます。
まず、東山署の移転に伴う、今現在の東山署ですね、旧松原署の今後の跡地問題についてお伺いしたいと思っています。
今、東大路通沿いに来年の春開設に向けて東山署の建設がなされておりまして、近隣には区役所があったり、消防署があったりと行政の中枢がこれでそろうというような形と、また小中学校が近隣の六波羅に建設されるということで、本当に東山地域の中心拠点として、そして新たな多様化する犯罪に対して、そしてまた地域住民の安心・安全のよりどころとして今後の機能が大いに期待されているところでございます。
建設に関しては、しっかり丁寧な住民理解のもとに進められているということで、ぜひ引き続き完成に向けてより丁寧に地域の声を聞きながら、そしてまた地域の理解を得ながら建設に当たっていただきたいとお願いをいたしたい次第でございます。
そしてまた、これに伴いまして、今松原通沿いの旧松原署の敷地が空いてしまいます。それに関しては、地域の自治体、また自治会、町内会、また京都市さんのほうでは区役所ですね、区長さんやまちづくり推進課を初め、多くの方が地域で意見をまとめながら今後の要望といいますか、地域に余りそぐわないものができては困るとか、一昨年の警察常任委員会でも申しておりましたけれども、昔は屯所というか、あそこから池田屋事件の制圧に出たとか、歴史的な背景を伴った地域の安全の拠点でございましたから、それがなくなるということへのやはり不安もございますし、いろいろな意見が出ております。
それに関しては、本府の府有資産の利活用のプロジェクトの中でどう御検討いただけるのかということで、これから地域からの要望活動が行われていくと思いますが、それの窓口として、また本府との橋渡し役として、地域の府議会では私が選出でございますので、いろいろな御意見を聞くわけでございます。
大方の意見は、やはり引き続き警察機能を置いていただきたいと。治安の拠点になっていただけるようなものがしっかり残ってほしいという要望はございますが、いずれにせよ、そこの敷地がどのように活用されるかまでの間、そこは空白の地域になってしまうのではないかという懸念の中から、今後も引き続き松原署の跡地に関してはそのエリアに関して十分な警ら活動等に努めていただきたいということでございます。
特に、松原通に面しております形態でございましたから、特に背中側の八坂通とは違って住宅街のほうでございますから、あちらに玄関口があって、警察の方がそこからいろいろお仕事、業務に当たっておられたという町の風貌が、本当にいろいろな形での犯罪抑止につながっていたなと、しみじみと皆さんがおっしゃる、そういう現状でございます。
今後どうなるかは、それはまたその話ですけれども、今後の東山署の新設に伴って、あそこのエリアをどのように守っていくのか、お考えをお教えいただきたいと思います。

◯警務部長
 東山警察署移転後の、現の東山警察署の跡地の利活用につきましては、府の有効活用の審査・御検討を待つことになろうとは思うのですけれども、警察といたしましては確かにあのあたりが、宮川町からずっと上がってきて、それから一方で祇園のほうから建仁寺があって、何か背面の寂しい、人通りが夜間、深夜になったときに不安があるということについては認識しております。
 警察署の跡地とともに署長官舎も廃することになります。こうしたものも含めて、何らかの形で地元に治安上の不安のないように、警察としても要望、検討を進めていきたいと、地元の声に真摯に耳を傾けて検討を進めていきたいというのが現状であります。

◯荒巻副委員長
 今、そういった御答弁をいただければ、本当に地域の方でもしこれをモニターで見られている方がいらっしゃったら本当に安心されると思います。
 ぜひとも変わらぬ治安の維持というか、そういう形での利活用が行われますように見守っていきたいと思っております。そういった意味で、またさまざまに御尽力を賜りたいと要望いたしておきます。
 次の質問に参ります。
 ひったくり防止対策について伺いたいと思っております。本当に今、多様化する犯罪の中で、京都府警さんも本当に頑張っていただいて、府民の安心・安全に命懸けで御尽力いただいておるということは、さまざまな実績等を見て理解はしているのですけれども、今ひったくりというものが身近に頻発する情勢にあると思います。
 住宅街でも、いきなり原付バイクがやってきて背後から襲われるとか、また中心繁華街においても、例えば祇園地区においてもたしか5月1日に祇園町の南側を歩いていた芸妓さんが、やはり背後から原付バイクがやってきて所持物を盗難されるといった事件がありました。それはその後、タクシーを拾って追いかけていってしまったということで、マンションかどこかに入ったところまで追いかけて、とにかく返してくださいという叫びを行ったところ、そのまま逃げていったということですけれども。
 本当に今、ひったくりというのが、お年寄りや女性の方とか弱者がねらわれやすい形態の事件だと思いますし、そういったいろいろな状況の態様次第では、例えば暴力を振るったり、もし凶器を持っていた場合はけがを負わされるとか、強盗事件に発展していく可能性があるのではないかと大変懸念されるわけでございます。
 先ほど申しました芸妓さんの件については、その後、東山署が迅速な対応をしていただいて、盗難物の回収等に早期に努めていただいたということで、地域の人たちも感謝をしている次第です。
 同時に、同じころに宮川町のほうで女性がひったくりに遭うとか、ちょっと頻発した時期がございまして、ちょうどその日の事件を受けて、地域の例えば消防団の方であったり、地域の商店街で組合の人たちが集まって、我々は自分たちで何か行使できるものを持ち合わせてはないわけでございますけれども、消防団の方は連休中やけどパトロールしようかとか、夜皆さんで集まって歩いていただいたりとかです。
 あそこは本当に観光客の方がたくさんいる地域でございますから、まさかひったくりがこのまちで観光に来てあると想像もしないで襲われたりして、またとんでもない事件につながったりしたら大変だという思いであるとか、またそういった花街の芸妓さんとかが一人で歩けない環境になったら、これは地域経済には大ダメージだという思いで皆さん、地域の方が立ち上がっていた、そういう連休の模様でした。
 そういう形で、やはりひもといていくと、ひったくりの事件が同時に行われたり、何か一回戻る拠点というのでしょうか、隠れ家というのでしょうか、マンションに一回行くとか、そういう何か1人でやっていないような背景があるのではないかということを地域の皆さんも心配されていて、もしかしたらこれは組織的な犯罪の可能性もあるのではないかということで、また警察の皆様の今後の御活躍に大きく期待を寄せておられました。
 そういった意味で、今のひったくりの状況等について、例えばここのところの発生件数であるとか、取り締まりの状況とか、また今後の予防策といったものをお示しいただきたいと思っています。
 東山署管内においては、たまに歩いていると交番から、かばんは道路側じゃなくて内側の歩行者側に持ってくださいとかそういう促しをいただけるので、本当にうれしいという声もあるのですけれども。
 しらみつぶしな状態から一歩何か抜本的に新たな、個々の犯人が思いついてやっているだけではない何か大きな組織的な動きがあるならば、そういうものに対しても調査していただきたい。そういう部分も含めてお答えいただきたいと思います。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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