◯荒巻副委員長
数点にわたって御質問させていただきたいと思います。
東山署の新庁舎の整備についてでございます。治安維持の向上のために警察機能を高めていただくというのは至極当然のお願いでございまして、それにあわせて、並行してですが、私は常々地域の住民の皆様とのかかわり合いといったものを大切にしていただきたいということを要望してまいりました。例えば、一昨年の警察委員会におきましては、道場の整備について充実したものとなりますように、青少年の皆様に対して力強い、そして頼りがいのある警察官のもとで地域愛護の精神を養っていただいたり、道徳心といったものを身につけていただきたいという地域の要望を御理解していただいた結果、ソフト面の充実についても本当に御尽力いただいておりますことは、感謝をいたしておる次第でございます。
そういった流れで、今朝の朝刊でございましたけれども、府内で初めて設置をされるということで、コミュニティルームということで取り上げてありました。そのコミュニティルームについて、早速朝から地域の方からいろいろ問い合わせ等ございまして、いま一度、コミュニティルームの定義と申しますか、いつ、どういうときに、だれが使用できるのか、その辺の御説明をいただきたいと思います。
◯総務部長
東山署のコミュニティルームに関してでございますけれども、警察署を地域の安全・安心の拠点ということで、地域の交通とか防犯のボランティアの皆さん方が気軽に立ち寄っていただけるようなスペース、従来、どうしても狭隘でございますので、署の前の駐車場に集まっていただいて、それから共同活動をしたりという場合が多かったかと思います。今回の設計では、庁舎の正面を入りまして左側、向かって正面が受付になるのですけれども、左側に約60平米のコミュニティルームというよりもコミュニティスペースという空間を設けまして、ここを自由に使っていただくと。したがいまして、管内の交通防犯推進員の方とか少年補導委員の方、あるいは地域交通安全推進委員の方とか、そういったさまざまなボランティア活動の方が警察官等と共同活動する機会が極めて多い方、そういったときの打ち合わせとか集合場所として利用していただくと、あるいは、そのときに使用するグッズとかチラシとかをあらかじめ搬入していただくとか、いろんな使い方があろうかと思いますが、その辺は警察署の窓口にあります生活安全課、あるいは交通課とボランティアの方々と協議しながら、有効に活用してまいりたいと考えております。
◯荒巻副委員長
今、対象者のお話で、地域の方、ボランティアの方とおっしゃいました。併設される家庭支援総合センターでこれからさまざまな家庭問題に対処する中で、もちろん法律的な制限はありますけれども、情報交換とかさまざまな連携が可能だと思いますけれども、そういった部分にも活用していかれるものでしょうか。
◯総務部長
ケース・バイ・ケースになると思います。家庭支援総合センターに行かれた方々が、その活動について個人のプライバシーが絡む場合がありますので、そういったことである程度そういうことが同意された上での活動であれば、利用していただくことになろうかと思います。
◯荒巻副委員長
家庭支援総合センターという新しい警察署の隣にできる京都府の機関とそういったセットならではのそういう可能性も模索をしていただきたいという部分も今思ったところでございます。本来どおり、ぜひ地域住民と調和のとれる地域から愛される警察署として機能していきますよう、そういうところで大きく機能を発揮していただけるような活用をしていただきたいと要望させていただきます。
続きまして、別の質問なのですが、自転車のマナー向上について、私は6月の代表質問でもさせていただいた次第でございますが、本当にこれは先ほども各委員から声が上がってきましたけれども、大変皆さん関心の高い大きな案件だと思っております。そこで、京都府警におかれましては、7月に自転車のマナー向上についての強化月間に取り組まれたという報道を受けておりますので、その取り組み状況と、またその取り組み状況から内容をしっかり分析等いろいろされていると思いますが、今後のマナー向上の対策等、もし今の段階で方向づけできていることがあったら、またお示しいただきたいと思います。