平成22年決算特別委員会 書面審査 政策企画部 本文

◯荒巻委員
そういったネットワークもぜひ活用して、準備に当たっていただいて、そういった生み出される新しい技術をより普及していって、還元していってほしいと思います。そういったことがまさに今、特にエコシティにおいては低炭素化社会の未来に向かって、これはいろいろな新しい分野の産業の創出の大きなチャンスにもなりますし、もちろん我々日本だけではないですね。世界的にこういった新しい時代にふさわしい社会のイノベーションにつながると思っているわけでございます。
その中で、今、エコ推進機構とか、最近新聞でも取り上げられていましたけれども、けいはんなに環境型モデルハウスの目新しい動きとか、企業の関心が大変高まっていると聞くわけです。研究会とかそういったものができて、多くの入会意思を表示している企業とかもあると聞いていますが、ひいてはそこからもう少し具体的に、エコシティの中身として具体的に、例えば今、スマートグリッドとかいろいろな試みがあるわけですけれども、その辺まで広げて教えていただけたらと思います。

◯山内副知事
学研のエコ事業対策に関して、この間、非常に力を入れてきまして、次のけいはんなのサード・ステージ・プランのメーンの柱であると思っています。この間も推進機構の総会があったわけですけれども、その中でも非常に重点を置いて、これからの学研を切り開いて、関西の産業界において、東アジア等において確固たる地位を占めていくのだということでやらせていただいています。
今、御指摘をいただいた一つのスマートグリッドもそうなのですけれども、これは日本版のスマートグリッドを目指すのだと言っていまして、企業さんに大変たくさん入ってもらっていますが、三菱重工さんがメーンの幹事会社でありまして、それに関連して、関西電力さん、大阪ガスさんとかいろいろな企業に入っていただいています。これは、いわゆるスマートグリッドのシステムはいろいろありますけれども、日本での一つのスマートグリッドのモデルをつくって国際展開をしていけるところまでグレードアップをしていきたいと思っていまして、これはまさにこれからの学研を支え、関西の浮揚を図っていくという非常に大きな柱になるものだと思って取り組ませていただこうと思っています。
それからもう一つ、UR(都市再生機構)等と共同してやっていますのが、再生可能エネルギーの大規模導入ということでありまして、これについては精華台と木津地区、あるいは同志社山手、その3地区でそれぞれおおむね300戸の、ある意味で完全なエコ住宅を完成させていただいて、そこで一つの展示場として、これは生活パターンも含めてそうなのですけれども、一つのエコの文化でもって生活ができるエコシティをつくり上げて、それを普及発展させていき、それを売っていくという、一つのそういったモデルとして関西から環境産業を売り出していこうということで、大いにやっていきたいと思っています。現在も造成が相当進んできていますので、一部は完成しているところもありますけれども、こういったことでエコを観点に、我々としては地位の向上と京都の未来を切り開いていくといった大きな期待を持って、大いに取り組んでいきたいと思っていますので、またよろしくお願いしたいと思います。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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