平成22年決算特別委員会 書面審査 政策企画部 本文

◯荒巻委員
まさに本当に未来の次世代のライフスタイルそのものに大きく関与、かかわる環境事業だと思っておりますし、そして目的としてはもちろん、日本の優秀な技術をプラットフォームとして結集して海外に展開していただきたいというのが、これはもう一番の願いで、そういう事業化をぜひとも、モットーにしていただいていると思います。
その中で、具体的にそういったことを見据えると、今の日本型の電力供給のあり方そのものも、個人的には私はもう少し関電さんに新しい試みをしていただきたいと思うわけです。というのは、自然エネルギーの利活用という点で、国際的な需要とかそういったものもあると思いますし、日本の国土の中では余り向いていないものとかもあるということで、実際は日本が一番の技術を持っていながら、いろいろな自然エネルギーの利活用の技術水準が今、世界に大きく抜かれているということもあり、今まさにそれをもう一度挽回していただきたいという願いもこのエコシティにはあると私は思っております。
そういった中で、時間もないですし、自然エネルギー的なものの利活用で、そこにマッチングさせようとかという企業の動きとかがあれば御紹介いただきたいと。

◯文化学術研究都市推進室長
系統電力と自然エネルギーの大量導入というのは、技術的に調整することが非常に難しいということでございますので、太陽光の導入とあわせまして、個別の家あるいは一定の地域の中で蓄電池をかませて、系統電力に影響を与えない、あるいは品質を確保する、そういうふうな取り組みを今回けいはんな地区で進めていきたいと。そんな中で、系統電力と充電関係あるいは制御関係の地場の企業様がそういうふうなコンディショナーとかの製品化等の御意向を寄せておられまして、研究の中に参加をいただく、あるいは情報交換する、そういうふうな取り組みを現在進めているところでございます。

◯荒巻委員
もちろんITの技術を駆使して、そういった効率的な各世帯単位でのそういうものが、例えばスマートグリッドの中のマイクログリッドとかいっぱいあると思いますが、そもそものエネルギーの供給源として、電力の供給源自体を、例えば今、枯渇する資源の中で、持続可能な方向に、もう50年、100年見据えて転換していかないといけないといった課題も重々踏まえて、いろいろ研究なさっていると思いますが、それがよりグローバルなスタンダードの中で評価されるものをまず国内に形成していって、その上でまさに海外にこれが展開できる、評価の高いものになるように、ぜひ強力な推進を要望して、質問を終わりたいと思います。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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