平成22年商工労働観光常任委員会のまとめにおける発言

○荒巻委員
商工労働観光常任委員会1年間を通じて、理事者の皆様からは本当に真摯にいろいろ御答弁をいただきましたし、府民の広い要請を真摯に受けて取り組んでいただいたと思っていますので、まずもって感謝を申し上げる次第でございます。
1年間の議論で、私は、最後の総括として焦点を当てておきたいことは大きく三つありまして、中小企業対策、それから商店街対策、また観光政策という点で最後に述べさせていただきたいと思っています。
中小企業支援については、本当に京都経済の中心として、これからのまた活路を見出す大きな可能性として、今、かかる厳しい経済下においての下支えと、また成長促進という点でいろいろな議論があったと思います。
下支えについては、今、経営安定を図って金融面での支援をしっかり行うということは、テレビ常任委員会でも大きく議論があったとおりでございますし、成長促進においては、厳しい今を乗り越えなきゃいけない中でこそ京都らしさを見つけて、またしっかり目ききをして、既存の技術から新しいまた付加価値を生み出すという手法をとってニーズを探すだけじゃなくてニーズをつくっていくということで、開拓をしていくということの大事さを訴えてきたわけですので、ぜひ、より京都の地域にそれぞれいろいろな個性を持った中小企業に、もう一度きめ細やかく目を向けていただいて、さらなる活性化に取り組んでいただきたいと思っています。
商店街の活性化については、これは地域経済の基盤と言ってもいいですし、コミュニティの中核と言ってもいい、大事な役割を果たしていくということで、一年間見詰めてきたと思うわけですけれども、京都の商店街が置かれている状況というものを、人口規模であるとか、また市場のボリュームであるとか、いま一度正確に、客観的に個々に見ていくことが、効果ある商店街対策に必要なことなんじゃないかなと思っています。世代も違えば、また消費特性もそれぞれ違うわけですし、そういったところの洗い出しを始めるということで、例えば今、高齢化社会を迎えている地域の商店街においては、これから行政がやっていく、商店街とともに進めていくべき政策として、例えば買い物支援とか、そういう形で地域コミュニティが抱えている課題を、商店街の商いの手法であるとか考え方をもって、一緒に解決していくということもありますし、大きくまた特に京都は観光地に集積している商店街もある中で、広く海外からのお客さんに対しても、国内外問わず情報の発信というものを特に今、本府においては強めていただいているわけですから、それに合わせてそういったお客さんを取り込んでいくということも、より強くしっかり行っていただきたいと思っています。限られた時間の中で観光名所ばかり飛んでいくんじゃなくて、観光財、文化財があるところではぐくまれている人の営みの生活として、そこでの商店街を初めとした、お買い物や食べるという行動であるとか、いろいろなことがそういう地域経済に還元できる、ワンストップで観光客を取り入れていける、そういった体制づくりもバックアップしていただきたいと、そのように思っています。
最後に、観光についてですけれども、今も申し上げましたが、特に今年は国民文化祭(国文祭)があるということで、これは本当に大きなチャンスだなということで何回か取り上げさせていただいていますが、さきの岡山県における国文祭においては、200万人近い大変な入り込み客があって、経済波及効果も129億円とか多大なる効果があったということで、この中に京都の今まで培ってきた伝統的な産業、京焼・清水焼、そしてまたいろいろな繊維業、またいろいろな工芸品とあるわけです。そういうものにいま一度目を向けてもらえる大きなチャンスであって、そういったものを起爆剤として今後のコマーシャルをしていってあげてほしいなということが、これは今、社会的に大きな要請の一つでもあると思いますので、その辺もうまく織り込んでいただきながら、どうか今申し上げましたさまざまな支援が、そういった京都企業、中小企業、そしていろいろな伝統産業、そういった京都経済の発展に大きく寄与してまいるように、ぜひ商工労働観光部の皆さんには、さらなる御努力をしていただきまして、ひいては京都から日本経済に貢献していくような、また体制づくりを励んでいただきたいと思います。
以上で、最後の所感にさせていただきます。山下部長初め皆さん、本当にありがとうございました。そして、菅谷委員長初め委員の皆様、お疲れ様でした。どうもありがとうございました。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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