平成24年予算特別委員会 書面審査 教育委員会 本文

(質疑及び答弁)
◯荒巻委員
まず、私は文化財対策費についてお伺いいたします。
13億500万円という前年度の予算特別委員会、決算特別委員会でも指摘をさせていただいてます文化財対策に関して、今回もきちっと、なかなか進まない、結構規模も大きなことですがきちっとやっていただいていると思いますが、その中身について質問いたします。
前年度も文化庁の補助事業で、所有者や学識者、また京都市の消防当局などと協議して先進的な取り組みを計画しておるのですが、またより深みを出して、またことしも1月に文化庁、またこれは全国的ですね、都道府県教育委員会、また各消防署、文化財所有者と連携して文化財防火デーとか行っていただいて、所有者のまたそういう初期消防の訓練であったり、また付近に住む人、また府民全般にわたってそういう意識を啓発してくださってることにはいい取り組みが始まったなと思いますが、さらに新規の事業で、今回文化財防災対策連携事業ですね、文化財の防災管理状況のデータベース化とか、そういった試みも始めてくださってることは非常に数値的に進まない中での全体的な目標管理ができるという仕組みもあっていいと思いますけれども、本当に我々京都府においては全国の中でも特に重要文化財だけで290、また国宝でも50あって、今一番災害から守らなければいけないという中で、花折断層の上に200も集中しているという、特にこういったことに予防線を張っていかなければいけない責務があるわけでして、特に観光資源だけではなくてこれは教育資源でもあって、京都の文化的価値を将来にわたって守っていく大事なことだと思っていますので、これらに対して、また教育委員会として新年度所有者に行う防災対策、また防災訓練の実施とか、そういったソフト面、中身のことでお伺いをいたしたいと思います。

◯磯野文化財保護課長
文化財の防災対策でございますが、これにつきましては、従来から府教委では所有者の行います自動火災報知機の設置ですとか、消火設備の設置など及びその点検などにつきましての補助制度がございまして、その予算につきましてお願いしているところでございます。それから、国の補助制度の調整も行っているところでございます。それから、技術職員がおりますので、日常的なアドバイスを行っております。昨年5月におきましては、文化財所有者のための防災マニュアルというものを作成しまして、京都市内の所有者に配布したところでございます。
以上でございます。

◯荒巻委員
今後、その点検というか、進捗状況についての目標設定というか、そういう形でまたデータベース化を始めると思うので、そのデータベースはどういったものか、そこについても言及していただきたいと思います。

◯磯野文化財保護課長
今回お願いしておりますデータベースでございますが、これは府内の国指定、府指定の文化財の所在ですとか、保管状況、防災設備の設置状況につきまして詳細に把握いたしまして、これをデータベース化いたしまして、この情報を消防ですとか警察、防災関係などの行政の関係機関と共有いたしまして、災害時にはいち早く災害状況の把握や適切な保存を図っていこうというものでございます。
以上でございます。

◯荒巻委員
関係機関との情報共有でそれを機能させていくということで、特にいろいろな先進的な取り組みをしているところの事例を広い視野を持っていろいろなところに当てはめて府下全域で対応していくという方向性を持っていただきたいんですが、例えば東山の高台寺公園の下の防火水槽、その水槽から消火栓につながって住民自身が初期消防に当たれるという、そういう試みとかもやっているところもありますし、そもそもの問題は、こういった文化財がかつてと違って大都市の中で住宅街、また都市化の中に飲み込まれる形で、本当に文化財を取り巻く環境がすごいリスクの海の中に漂ってる状況であるという、そういったことが特にこの京都での特徴だと思いますが、データベースはぜひそういう形で各消防や、またいろいろな関係機関と連携をとっていただきたいんですが、そこに関してどのような、府市協調の部分もあると思います、文化財保護担当のまた京都市のほうの部局であったり、防災担当、また広くは警察とも連携が考えられると思いますが、その辺、先ほど連携と御指摘があったので、そこに関しての体制構築をどのように進めるのか教えていただきたいと思います。

◯磯野文化財保護課長
現在、府市の防災対策協議会というのがありまして、この下に文化財の防災対策ワーキンググループというのがございます。これにつきまして、危機管理防災課初めうちの課、あるいは京都市の消防局とかも連携をしております。それから、12の機関から成ります京都文化財防災対策連絡会というものを構成しておりまして、これで情報交換など常に行っておりまして、この連絡網を作成して、文化財が被害に遭ったときには速報し合うような体制をとっておりますが、今回お願いしておりますデータベース化におきましても、こういう情報をこれらの関係機関で詳細に共有いたしまして、災害時には遅滞なく情報共有を図っていこうと考えているところでございます。
以上でございます。

◯荒巻委員
ぜひそこの制度をさらに高めていく形でまた今年度臨んでいただきたいんですけれども、そういった文化庁または府市ともに、また消防局と連携する中で、この文化財に対しても防災、防火の地域の人命財産を守ることと同等にこういう文化財も位置づけられているという啓発をしていっていただきたいと思います。最近、地域の消防団の器具庫の中にも観光地にある立地のそういう消防団の部屋とかには結構そういったいろいろな資料とかポスターとか啓発に関してのいろいろ普及はこの1年でちょいちょいしてきたなという感じは受けるんですが、広く府民的にこの文化財を守る意義というのは本当に大事な我々の責務だと思ってますので、重点特化してしっかり抜かりないように当たっていただきますようにお願いして、質問を終わります。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

リンク

サイトコンテンツ