平成25年予算特別委員会 書面審査 警察本部 本文

◯林委員
ありがとうございます。
私も一般質問でも取り上げました、出口の部分については、今、地域生活定着支援ということでやっておりますし、司法でも、障害者審査委員会というのを立ち上げて、検察が今取り組んでいるという中で、第1次捜査機関である警察においても、そういった面での目くばせがこれから必要になってくると私は考えておりまして、当然、犯した罪を償うのは大前提であるのですが、そういった、お話があったような障害を持っておられる方々の特性に配慮した捜査であったり取り調べであったりということで、さらにそういった体制を構築し、また適切な対応をしていっていただけるようにお願い申し上げまして、要望して質問を終わります。

◯荒巻委員
交通事故防止対策について質問いたします。
対策の強化推進を願うその上で、関連して幾つか質問させていただきたいと思います。
昨年の春に、祇園で本当に痛ましい事故が起きました。二度とそういう事故は起こしてはいけないということでございまして、もちろん免許取得の資格とかについては、また制度等の課題があると思いますので、そのことについては、またこれからもぜひ意識して、警察でいろいろ検討してほしいと思いますけれども、現場として、とりわけ繁華街でありました。京都の繁華街は、本当に道路が狭い中に車の量も大変多いですし、その中で人の量も大変多いということで、そういった中でいかに歩行者の安全を確保するのかということが、今回課題になったとも思いますし、また車両に関しても、いろいろな速度規制であったり、そういうこともこれから未然に防ぐという中での課題になったと思います。
地域からのいろいろな要望というものは常々耳をよく傾けていただいていて、大変よくいろいろな協議の場の中で、地域とちゃんと府民協働でこの問題を捉えていただいていることには感謝いたしております。今後、今進めている、より強固な安全対策に向けての取り組み状況であるとか、あとあわせて、本当に狭い道路に車両が多いのです。夜間においては、デリヘルの送迎車両とかというのは、いろいろな意味で、環境浄化の点からしても迷惑ほかならない存在なので、ああいったものを、車両の駐停車している状態で中にドライバーがいても、ここは立ち退きなさい、検挙しますよという表示を今掲げていただいておりますけれども、それの効果もどの程度出てきているのか。また、その辺のまた逆に、場所を変えて、ほかにまた集まり出しているということも聞きますので、これをまた徹底排除する上での今の取り組み状況を聞かせていただきたいと思います。

◯山形交通部長
まず、繁華街等における交通安全対策についての考え方ですけれども、やはり歩行者と車両の区分というのが最も大事であるのは間違いないと思います。したがいまして、そういう車両の区分ができるような道路整備を進めていきたい、いくべきだろうと考えておりますし、さらに交通の流れというものを、例えば単純化するための一方通行とか、先ほどおっしゃったように、速度の規制とかというものを進めていって、交通安全対策というものを推進していかなければならないと考えております。
次に、祇園地区の深夜のデリヘルの関係でございますけれども、まず昨年の、違法駐車の現状でございます。おっしゃるとおり、5回実施をいたしました本部と東山警察署、合同による集中取り締まりをしております。風俗営業に関連すると思われる車両というのは、各調査日ごとの平均的な違法駐車車両台数というのはおおむね25台。本年2月末に実施した合同集中取り締まりのときの調査では、おおむね15台。昨年の調査時よりは10台ほど減少はしておりますが、当該関係者の聞き取り等の結果、その多くがスナックとかのホステスとかコンパニオンの送迎のための車両ということが判明しております。
そして排除するための方策は、先ほどもおっしゃっていただいたとおり、まず、東山警察署、また警察本部と合同で、今言いましたような集中取り締まり、さらに東山警察署においては、特に看板の設置等を実施しておるところでございます。さらに工夫、関係業者に対しても指導、警告を実施しておると。引き続き、この指導取り締まりについては継続して実施していかなければならないと考えております。
以上でございます。

◯荒巻委員
そのような活動の中で、本当に業者とか、また送迎車が、ドライバーが、ここはとめたらあかんなということを、そういう意味で意識改革につながるような、ここはやりにくいんだな、やってはいけないんだなということをぜひ浸透させていただきたいと思いますし、また悪質なドライバーに対しては厳重な、徹底した指導とか取り締まりを強化していただくことをお願いします。
最後に、繁華街の治安の話なのですが、最近また客引き行為が著しくよくない状態で、ここで言葉にしたくても、表現してはいけないような言葉を街頭、公の場所で、本当に卑わいな言葉を使って客引き行為をしているということで、本当に京都に来る観光客の皆様ががっかりしています。京都の繁華街の木屋町、祇園のイメージというのは京都のイメージそのものなので、大変京都にとっても不利益なことであると思いますし、ちゃんとした環境浄化があればこそ、京都は観光都市としての信頼を得るものだと私は信じておりますので、そういう意味で、警察本部の役割というか、取り締まりの意義は深いものだと思っておりますので、その辺今の現状把握と繁華街の環境浄化に向けて、今後の方策をお聞かせ願います。

◯内田生活安全部長
今おっしゃいました居酒屋の店員とかキャバクラとかガールズバーという風俗営業などの関係者が、道路上で集客のために通行人に声をかけたり、チラシを配っているということがあることは承知をしております。その中で、風営法とか名簿条例に違反する悪質な客引きを行う風俗営業ですね。そういう関係者がおりまして、これを取り締まりをしておりまして、特に客引きは木屋町に多いのですけれども、木屋町地域では、平成24年中は客引き行為で10件、16人を検挙したという現状でございます。居酒屋関係者のチラシ配りの客引きがあるのですけれども、これは繰り返し視察をしておりますけれども、法令に違反する行為には至らないということで、現在までは検挙した事例はございません。
しかしながら、現状ですけれども、風俗案内所の規制に関する条例が施行されまして、そういう形で風俗営業所がなくなったということで、客引きがふえるということも懸念いたしまして、五条とそれから東山警察署に風俗捜査係を新設いたしまして、以降、客引きに対する集中的な取り締まりを実施しております。
加えまして、先ほどの居酒屋による客引きの対策につきましては、祇園・木屋町特別警察隊という制服部隊がありまして、これによりまして、客引き行為が違法にわたることがないように事前に指導する、こういう取り組みを昨年から行っておりまして、祇園、木屋町地域では、148件、そういう形の指導を行って、違法にわたるような行為にならないように指導しているところでございます。
以上でございます。

◯村田委員長
残り1分を切っておりますので、おまとめください。

◯荒巻委員
繁華街の浄化についても、さらなる強化推進に努めていただきますようお願い申し上げて終わります。ありがとうございます。

◯渡辺委員
まずは、刑法犯の件数や、そしてまた交通事故が昨年に比べまして、いずれも12%から13%減少したということにつきましては、皆様方の御尽力に心から感謝を申し上げさせていただきたいと思います。
そしてまた、もちろん先ほど来、各委員からも出されておりますように、警察の皆様方の御努力はもちろんのこと、府民の皆様との協働を大切にしてこられたということが、この結果につながっているのだと私も思わせていただきたいと思っております。
被害者も加害者も出したくないという思いで、私もずっと地元でわずかながら活動させていただいている者としまして、先ほど話が出ましたように、交番の役目というのは大変大きなものがあると認識しております。平成18年度に交番等再編計画が出されましてから、地域の方々の新設するよという声を聞いておられるところは、大変期待も大きゅうございますし、また新しい交番には、各交番にコミュニティルームを必ず設置するということになっておりますけれども、コミュニティルームを設置されて、特に交番との連携がとられているような成果につきまして、まず御報告いただきたいと思います。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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