平成25年公共交通機関・道路整備対策特別委員会5月臨時会  本文

(1) 野田川大宮道路第14トンネル事故後の対応について
◯川口建設交通部副部長(監理課長事務取扱)
それでは、建設交通部からの報告事項につきまして御説明を申し上げます。
野田川大宮道路第14トンネル事故後の対応についてでございます。お手元の1枚ものの資料をごらんいただきたいと存じます。
去る4月23日に発生をいたしました野田川大宮道路第14トンネルの崩落事故につきまして、京都府及び京都府道路公社を事務局といたしまして工事安全対策検討会を開催し、崩落のメカニズム及び安全対策を検討いたしましたので、その内容につきまして御報告申し上げます。
まず、事故原因についてでございます。局所的な脆弱層がトンネル左側の背面に存在していることが事故後の調査ボーリングにより判明をいたしました。その局所的な脆弱層が緩み荷重として作用し、トンネル上半部の施工時には支保工が地山を保持しておりましたけれども、トンネル下半部の施工時に支保工の耐力を上回る荷重が作用し、崩落したものと考えられます。
崩落箇所の対策につきましては、長尺鋼管によります先受け、鋼製の支保工の強化、ロックボルト長の延長、インバート設置によるトンネル断面の早期閉合を行います。
また、今後の施工方法についてでございますが、二度と今回のような事故を起こさないためにも、変位計測の設置箇所を20メートルピッチから10メートルピッチに増設し、さらに脆弱層が確認された場合は、それを5メートルピッチで増設することといたしております。
また、前方地質の削孔調査を左右2カ所、長さ30メートルから50メートルピッチで、今後のトンネル全延長に対しまして新たに実施をいたします。
なお、この削孔調査につきましては、前方斜めに削孔することにより、切羽の前方だけでなく、切羽周辺の地山状態が把握できることとなります。
また、支保工につきまして、トンネルの下半部における鋼製支保工の追加、ロックボルト長の延長、吹きつけモルタル層を厚くすることにより、耐力を強化いたします。
なお、この安全対策検討会におきましては、5月中に中間報告を取りまとめる予定でございます。
今後の予定でございます。トンネル入り口区間につきましては、今月の27日から工事を再開し、トンネル掘削につきましては、検討会の検討結果に基づきまして関係機関との調整後、早期に工事の再開を目指してまいりたいと考えております。
建設交通部からの報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

◯荒巻委員長
報告はお聞き及びのとおりでございます。
本委員会といたしましても、事故でお亡くなりなられた方に心からの哀悼のまことをささげ、御遺族にお見舞いを申し上げたいと思います。

(発言)
◯前窪委員
このトンネル事故というのは、今後繰り返してはならないと思いまして、そういう意味で、検討がされ、中間報告を間もなく取りまとめということのようであります。この事故の教訓を生かしていただいて、犠牲者を伴うような事故が起こらないように、今後とも努力をしていただきたいと思います。
そこで、今後、工事が再開されるということになりますと、先ほどから言っておりましたいろいろな工法等が追加をされていくということになりますが、それについての経費等については、今後、どういうことになるのか、この点についてお願いします。

(中略)

◯川口建設交通部副部長(監理課長事務取扱)
四方副委員長から御発言のありました北陸新幹線の敦賀以西のルート提案につきましては、2月府議会におきまして、当委員会の委員の皆様からさまざまな御指摘・御提案をいただきまして、理事者といたしましても、こうした御意見をしっかりと受けとめながら検討を進め、関西広域連合との調整に取り組んできたつもりでございます。
その中で、実際に3月に開催されました関西広域連合の委員会の場におきまして、例えば小浜ルートの重要性、あるいは福井県との意思疎通を図るための取り組みの必要性といった点につきまして、しっかりと京都府として主張をさせていただいたところでございます。
こうした中で、小浜ルートに関しましては、日本海国土軸の重要性について十分議論していく必要がありますことを、関西広域連合として作成をされました取り組み方針の中で明記されたところであります。また、福井県を初めとする北陸関係府県との連携・協議につきましても、京都府としてしっかり今後とも取り組んでいく必要があるものと考えております。
ただ、この間、府議会の皆様方との緊密な連携・調整が不十分であった、あるいは府議会への御説明が不十分であったといった御指摘につきましては、私どもといたしまして真剣に受けとめなければならない反省点であると考えておりまして、今回の御指摘をしっかりと肝に銘じまして、今後、北陸新幹線の問題のみならず、KTR、あるいは山陰線といったことを初めとするあらゆる課題につきまして、府民の代表でいらっしゃいます府議会の先生方との緊密な調整・連携に力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、引き続き御指導のほどよろしくお願い申し上げたいと思っております。

◯荒巻委員長
1件、私の進行に不手際があって、おわびを申し上げます。
理事者に、多賀委員の先ほどの発言の中にございました、福井県の議長が本庁に来訪されて議長へ面会なさったときの質問の回答をしていただきたいと思います。

◯村尾交通政策課長
失礼いたしました。
先ほどの御質問、北陸のほうとのやりとりはどうであったかという御質問であったと思います。
これにつきましては、広域連合長であります井戸連合長のほうから、富山県の石井知事のほうに関西広域連合の結果についてお伝えをいただいたと聞いております。そこから北陸の中でのやりとりのほうにつきましては、私どもちょっと把握をしておりませんが、一応、関西広域連合としては、富山県知事のほうが、今、北陸新幹線のほうを中心になって進めておられる関係もございます。これまでからも、富山県知事のほうから井戸連合長のほうにお話があった経過があり、そういった形でお話がなされたと伺っているところでございます。
以上でございます。

◯荒巻委員長
それでは、最後に私からもまとめと、また委員長として皆様への御挨拶を、この場をおかりしてさせていただきたいと思います。
まさに、るる各委員の皆様からお話がありましたとおり、本委員会が所管します道路網、また鉄道交通網の整備促進というものは、本当に我々京都府民の地域住民生活の充実であったり、地域経済の活性化を図って、魅力ある京都づくりを進めていく上で本当に不可欠な、大事なテーマを調査事項にしてきた委員会だと思います。
運営に当たりましては、四方、そして大野副委員長に大変な協力をいただきましたし、委員の皆様にも質疑を通じて大変有意義な議論を展開していただきましたことを、本当に改めて委員長といたしまして皆様に心から厚く御礼と感謝を申し上げる次第でございます。
委員の皆様からいただきました、次期、この当該所管する委員会に、私、委員長としてしっかりこれまで積み上げてきました議論でありますとか、その進捗、また特に広域インフラに関しては、ぜひ長期的展望に立った上で克服するべき課題をしっかり示して引き継いでいきたいと思いますので、そのこともお誓いを申し上げたいと思います。
また、理事者におかれましては、真摯に御答弁くださいましたことを感謝申し上げます。
本当に大変京都府の未来のために、これから大きく貢献していくために、大いにこの議論を皆様からいただきましたけれども、本当にここで出てきたそれぞれの皆様の主張というものは、府民の声だということを、この府民の社会的要請にしっかり応えていくといった認識を踏まえて、ぜひこれからの施策に取り組んでいただきたいと思っております。
また、広域的にかかわる分野でもございますので、関連してきます自治体、関西広域連合、また他府県でありますとか、また鉄道会社、各企業等に対しても、京都府の発展というのが我々の最大の目的でございますから、その立ち位置にしっかり立って、いつも原点に立ち返って、その視点で臨んでいただきたいと思っております。
また、我々としても皆様にこの議会と、ぜひ理事者側との本当に意思を共有した形で、これからも広く府民の要望・要請に応えていけるように活動してまいりたいと思っております。
本当に結びになりますけれども、どうかまた次年度の公共交通機関にかかわる委員会の発展、我々もさまざまに示唆していきたいと思います。本当に御礼と感謝を申し上げまして、委員長の挨拶にかえさせていただきます。
1年間、まことにありがとうございました。

5 その他
2月定例会以降の閉会中における、行催事等に係る委員会調査の結果概要について、
別添一覧表のとおりであることが報告された。
また、委員会の閉会に当たり、理事者を代表して川口建設交通部副部長からあいさつ
が行われた。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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