平成25年スポーツ振興特別委員会6月定例会

3 所管事項
  委員会の所管事項について質問・答弁が行われた。

◯荒巻委員
京都スタジアム(仮称)について質問いたします。
今、準備段階として、環境保全に配慮すべきであるとか、さまざまな調整に対しては、しっかり前向きに対処していこうという、その動きがあることは理解しておりますので、その先、どんなスタジアムを建設していくのかということが、多くの府民の今思うところでありまして、先ほども各団体であるとか、サッカーチーム、ラグビー、フットボールとか、また商工会とか、これから地域もサッカー、またあるいはフットボール、いろいろなスポーツを通じてにぎわせていこうと興味をお持ちの団体に対して説明をなさっているという話もよく私も耳にしております。
ただ、そこでなされている説明が、我々議会におりてきている構想段階のものですね、スタジアムの方向性であるとか、今までほかに同規模であるならばこういうスタジアムがあるだろうということで、そのサイズの中においてのこういう活用方法がある、こういうふうに機能を発揮する方法があるとか、いろいろな可能性の示唆をしたものなだけで、具体的な研究がまだ何もないということです。これからいろいろな意見や提言というものを建設に生かしていこうという、その姿勢の割には、今のところの説明会においては、参加者の声は具体的にどんなものができるのやろうかということで、そういう、まだ生かしてほしい、生かされるべきそういう意見とか、提言というものをまだ何も引き出してない説明会で終わっているということに、やきもきした気持ちでいるんだということをお話を聞くし、早くやっぱりどのように京都府がスタジアムを建設するのかという、そこをしっかり答えて明らかにしていくことが、これが一番の問題なんだなというふうに、今現段階でのこのスタジアムに係る府民対応、そしてまた我々議会としても持たなければいけない課題意識だと思っています。
本当に運営とかのやり方、経営に関してはこの間、秋田副委員長もおっしゃってたけれど、やっぱりお願いするところはお願いしたり、こっちで内側だけでやっててもこういう事態は今まで経験もないし、トレーニングも受けてない人材だけでやってても限界があるから、早く必要な人材をテーブルに並べていく必要性だってあると思うし、そういう形でタイムテーブルというか、スケジュールを動かしていかないと、本当に誇りある、次世代にしっかりつないでいけるスタジアムというものの実現が、こんなんじゃなかったとか、そういう事態を招きかねないので、やっぱり立派なものにしたいと思うがゆえに、今こそきちんとこのスタートの段階で示していただきたいと思いますが、その辺のお考えをお願いいたします。

◯姫野文化環境部副部長
今、構想案を議会にお示しして、その後ということで今進めているわけでございますが、確かに本会議においてもさまざまな御指摘なりをいただきながら、検討を進めているわけでございますが、一つは、次の段階ということで、施設の利活用の関係とか、あるいは特に建設した後になりますと、経営のノウハウと申しますか、そういった民間のノウハウでありますとか、あるいは資金調達、それは当然建設時もそうですし、建設できた後の運営の部分の民間資金の活用なんかも含めてですけれども、それと幅広い管理手法とか、こういったことも次の段階として進めていく必要があるということです。それについては当然、なかなか我々も経験も不足しておりますので、いろいろな方の御意見なり、現に今運営されている、例えばスタジアムの方とか、あるいは民間の経営者、あるいはサッカー等のそういった団体の方とか、あるいは当然スタジアムですのでサッカーもやりますので、例えばJリーグの関係者とか、そういった方を含めて、専門家会議、経営の専門家会議ですね、これを立ち上げて、そこでいろいろな御示唆もいただきながら、少し次の段階に進んでいきたいなと考えておりまして、今回、補正をお願いしますのは、そういった経費の200万円という状況でございます。
今後ともそういった専門家会議のお話なんかも、またこういった委員会で御報告をしながら、議会の御意見も賜りながら、もう少し具体的な形でスタジアムのほうを進めていきたいと考えているところでございます。
以上でございます。

◯荒巻委員
今までずっと聞いている御答弁、ほかの場面で聞いてきたことから、余り進展がないと思うので、方向性、考え方というのはちゃんと共有しているのはよくわかりました。その専門家の方に集まっていただいて、今後どうするかということを、いつぐらいまでに決めていくのかとか、それをどのような形で、会議などの場を設け打診しているのか、その辺の進捗を教えてください。

◯姫野文化環境部副部長
今は議会のほうに管理経費をお願いしておりますので、これを5カ月いただきましたら、早急に、できましたら7月中ぐらいにも経営専門家会議のほうを開かせていただいて、その中でまずは運営とか、あるいは施設の利活用の検討、これを3回程度議論を重ねる中でやっていきたいなと考えております。その後、指定管理とか、管理のあり方のほうの議論も出てまいりますので、そういった管理のあり方等含めて、鋭意検討していきたいなと考えているところでございます。
以上でございます。

◯荒巻委員
わかりました。そこで中心的に検討を重ねて具体化していくのもわかるのですが、また、管理のあり方とか、それはまた議会、常任委員会のほうとかでもいろいろあるんでしょうが、我々も一応スポーツ振興特別委員会ということでやっているので、しっかり監視をしていきたいので、また、報告を受けた次の定例会のときに、全く進捗してないような状態が怖いので、やっぱり覚悟を持って、あれから話が違いましたということはやめてほしいんですね。じゃあ、今まで参画しているスポーツ団体とかサッカーチームとかも、また地元の商工会であったり、京都全体の商工会であったり、何とか自分らもお役に立ちたいと、この一大事業をみんなで盛り上げて、府民のシンボルとしてのスタジアムの機能を発揮させたいという願いがあるので、京都府のほう、「そうか、府会議員とかに聞いてもそういう状況か」とよく言われるので、その前にみんな名刺でも交換して先に連携の場をつくっておこうと、そういうふうに水面下でいっぱいいろいろな機運は高まっているので、その辺もしっかり酌み取れるような有識者たちのつながりというんでしょうか、その辺の背景をしっかりそういう場に反映できる、そういう委員会、有識者の会議を運営できるようなサポートとか、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、その辺の所感だけ最後述べていただいて質問を終わりたいと思います。

◯姫野文化環境部副部長
今も荒巻委員から叱咤激励いただいたということでございますので、そういう思いもしっかり受けとめて、7月中にでも第1回を開催して、積極的に議論ができるような形で頑張ってまいりたいと思うところでございます。
以上でございます。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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