平成26年5月臨時会スポーツ振興特別委員会

◯小鍛治委員
それでは、委員会活動のまとめということで、桂川委員長、秋田・平井副委員長初め、各委員の皆様、また関係理事者の方々には大変お世話になりました。冒頭、お礼を申し上げます。
本委員会はスポーツの振興ということでありますが、ハード面では昨年6月に府立体育館がリニューアルオープンし、また11月にはネーミングライツで島津アリーナ京都ということになりました。そこで、それ以降、バレーボールの世界大会も開催され、一定ハード面での整備が進んだと認識しております。
しかし、スポーツ施設は、京都市内を初め、依然足りないという状況が続いています。私が子供のころには、公園で野球やサッカーができましたが、現状はそういうわけにもいかず、施設自体も工夫して利用できる場所を拡充していかなければならないと考えています。スポーツをする裾野を広げるためにも、気軽にボール遊びができる場所などの拡充が必要と考えていますので、よろしくお願いいたします。
また、管外調査では、エディオンスタジアム広島と福岡県の県立スポーツ科学技術センターなどにて視察をさせていただきました。それらを、今後亀岡での京都スタジアムの建設、また運営ということに対して、さらには京の子どもダイヤモンドプロジェクトが今ありますが、その拡充などに役立てていただきたいと思います。
2020年には東京オリンピックが開催されることとなりました。開催までに、よりスポーツに親しめる状況をつくっていただくということと、その後も継続していけるようなハード・ソフト面の両方からの取り組みを期待をしているところであります。
最後になりましたが、本委員会で活動させていただいたことに感謝をさせていただくとともに、今後の府政に生かしていけるよう、全力で取り組んでいきたいと思います。1年間本当にありがとうございました。

○荒巻委員
1年間の所感といたしまして、各定例会ごとの委員会運営で桂川委員長、そしてまた秋田・平井両副委員長初め、委員の皆様に大変御尽力いただきまして、本当に感謝を申し上げたいと思っております。
理事者の方にも真摯に委員会に向き合っていただきましたことに御礼申し上げます。
1年間振り返ってみて、この特別委員会という性質もあったと思うのですけれども、とりわけ亀岡のスタジアムの件は、議案でもないので、審査権というものも少し性質が違う中で、調査という形でいろいろ報告を受けてきました。いささか思うのは、諮問機関であったり、協力団体、商工会とかの外部団体のほうに先にいろいろ情報が入り、当然事務的な中で必要な作業もあったと思いますが、我々におくれて情報が入ってくることも多々あったなという記憶がございます。識者、専門的知見を持った人たちの御意見を聞きつつ、府民の代表である府議会議員で構成しているこの委員会との、ともに思い描く、よりよいスタジアムのあるべき姿というものが、それぞれの思いがいい形で結びつくように、この委員会での調査というものは、まず本質的に、第一義的にあるべきだと思いました。したがって次年度以降は、そういった点を課題にして、より府議会の思いや、広く本当に府民に愛されて、親しみを持たれて、そして多くの府民の利益にかなうスタジアムになるためにも、ぜひこの特別委員会とのかかわり方を、委員もそうですけれども、理事者の皆様も、より積極的に考えていって、議論のあり方というものを検討していただきたいと思っております。
スポーツは、単なる一人一人の自己実現にとどまるものではなく、それを応援している人たち、そしてそれを見る人たちに感動を与えたり、夢を与えたり、多くの府民の期待、そしてまた京都府の活力につながるものであるので、スポーツの振興というものは本当に大事なテーマだと思っております。スポーツを通じた心を磨く人間性の育成とか、そういうものは特に青少年にも、次世代を担うこれからの若い子たちにも、きちんとそういう環境を築き上げる責務が我々にあると思っております。また、あらゆる年代を超えて、スポーツに垣根はないということで、誰もが人生を謳歌するためのスポーツというものが京都には存在するべきだとも思っております。
特に、京都は国際都市として、文化という点では非常にロイヤリティーがあります。また、評価も受けております。国際都市として成り立つために、スポーツという、世界に垣根のない、そういう一つのスポーツの拠点というものをぜひ構築していきたいと思っております。特に亀岡のスタジアム、これはこの1年間では一番大きな案件だと思っております。場所の選定までは物すごくエネルギーがあったと思いますけれども、今は少し滞り感があることは正直否めません。私は、物事は半分以上はビジョンであって、半分以上は戦略だと思っております。周辺整備とか、いろいろな個々の事務的なことに膨大な時間を要しているのはわかるのです。しかし、一番真ん中に当たることというものをしっかり見据える形で来期に臨んでいっていただきたいと思います。また、競技スポーツというものを根づかせるためには、指導者やリーダーの育成というもの、どう人材を確保するかということが重要だと思います。また、競技組織というもののガバナンスを強化させるということも行政の役割だと思っています。そしてまた、各地域でそれが波及するように、また地域のスポーツを支える人材というものも育成しつつ連携していくという体制構築もぜひ課題にしていただきたいと思っております。
本当に、地域に密着した、そして地域に愛される、京都に愛される、そういうプロチームに早く亀岡のスタジアムの中核になっていただきつつ、また経営感覚というものも、ともにあわせて、広く京都の未来に、スポーツを通じて活力に資する、そういう発展する形をぜひとっていただきたい。その重点化について、最後にお願いを申し上げまして、所感にさせていただきたいと思います。
皆さん、本当にありがとうございました。

◯馬場委員
委員長、そして両副委員長、そして委員の皆さん、本当にありがとうございました。あわせて理事者の皆さんにも、いろいろなところでお話をさせてもらいながら、私の考えも深めさせていただいたなと思っております。本当にありがとうございました。
スポーツ振興ということで、特に本府では、他の自治体と比べてもスポーツ施設の整備が大きくおくれているということで、その対策は急がれるべき問題だなということを改めてこの委員会の中でも感じることができました。
特に、この委員会を設置される直前に亀岡の専用球技場の建設予定地が決定しまして、この委員会の中でもさまざまな議論が交わされたかなと思います。また、あわせて委員会の中でも各地の同規模で、またJリーグのクラブチームがホームスタジアムとしているようなスタジアムを幾つか視察させてもらいまして、そうしたところでも、いろいろなお話を聞かせていただくことができました。
私は、この1年間の皆さんとのやりとりも、あわせて視察で訪れたスタジアムの現状も見させていただいたわけです。そうした中で本当に、改めて本府が進める方向性や、またどういったものにしていくのかということも含めて、このスタジアムについてはもう一度しっかりと考える必要があるのではないかなという思いを強くしているところであります。
他のスタジアム、先ほども言いましたけれども、同規模で、またJリーグのクラブチームがホームスタジアムとして利用しているようなところでお話を伺うと、「芝生の養生も含めて、年間に実際利用できるのは50日から60日ぐらいしかない。その中で、大体20日ぐらいがJリーグクラブチームの試合に使われて、残りの部分は、練習等があるため、実際には一般開放を広く行っていくというような条件は、正直なかなかないのだ。」という現状もお聞かせいただきました。
一方で、この委員会の中で説明などを聞いていますと、例えば、サンガのホームスタジアムというようなお話があったりとか、あとラグビーの聖地にしていくのだというお話があったりとか、また広く開かれたスタジアムにしていくのだというお話があるのです。しかし、一方で私たちが見てきたスタジアムの現状というのは、少し違うのではないかなと思います。本府が進める、そのようなコンセプトと現状というのは、私は矛盾があるのではないかなと感じています。
しかも、この委員会の中でも、他の委員も含めて話がなされましたけれども、今、府民の皆さんの中から寄せられている声というのは、「身近で気軽に使えるスポーツ施設が余りにも少ない。こうしたものをしっかりと充実してほしい。」という声だと私は認識をしております。また、そうした府民の声とあわせても、相入れないものになってしまうのではないかなと思っています。
加えて、私も何度となく取り上げて話もさせてもらいましたけれども、アユモドキの問題のような環境問題も、歴史的な湧水地であるということで、台風18号の被害などでも、改めて住民の皆さんの中でも大きな関心事となりました治水問題も、本当にこれらの問題は、そもそも用地選定の段階で、クリアをされておかなければいけない問題ではないかと思います。こうしたことを置き去りにして、それが後になって、改めて専門家会議が開かれて、その中でもけんけんがくがくの議論が行われるということでは、地元の住民の皆さんに対しても、余りにも無責任な話ではないかなと思っています。
スポーツ振興というのは、先ほども言いましたけれども、本当に大切なことです。また、施設の充実というのは急がれる問題だと思います。しかし、そうしたものを口実にして、住民の合意がなかなか得られない、住民を置き去りにしたような計画になってしまうということだけは、私はあってはならないと思っています。
委員会の中で、建設は京都府がやるけれども、土地の問題というのは亀岡の問題なのだという答弁もあったかと思います。しかし、京都府が建設計画を立てて、用地についても手を挙げてくれということで求めて、そして知事が用地について決定をされた、まさしく事業主体だと思いますから、その事業主体としての当然の責任・対応が求められていると思っています。
環境問題、治水問題、専門家の皆さんからもいろいろな意見が出されていますから、こうした意見を真摯に受けとめて、改めて、一度立ちどまって再考することを求めておきたいと思います。
最初に述べたように、スポーツ施設が非常に不足しているという本府です。さきの台風18号の中で、こういったスポーツ施設の幾つかでも被害があったと聞いております。私の住んでおります伏見区でも、伏見港公園の体育館とプール、これはいまだに復旧がなされていません。国がかかわる問題でもありますけれども、本当に地域の住民の皆さんにとっても、先ほど言ったように非常に少ない府の管理するスポーツ施設ということで、気軽に使える、特に安い料金ということもありまして、いろいろなところから利用する方が来られております。こうした人たちにとって、スポーツに触れる数少ない機会になっているところでもありますから、そうした意味では、一日も早い復旧に引き続き尽力をしていただきたいなと思います。
スポーツ振興には、ハードの整備もそうですけれども、スポーツに取り組むという、時間的な余裕、経済的な余裕といったものも私は必要ではないかなと思います。社会全体のあり方も大きくかかわる問題であると認識をしておりますので、今後、そうした幅広い取り組みといったところにも御努力をいただけたらなと思っております。
以上です。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 京都府議会議員
  • 元衆議院議員
  • 文化・教育常任委員会
  • 高齢社会の安心・安全対策特別委員会委員長

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