平成27年予算特別委員会当初予算審査小委員会 書面審査 健康福祉部

◯二之湯委員
新たなライフスタイルを提言してもみんながそうする必要もないと思いますが、一度中川委員が本会議で大学に託児所をとかおっしゃったと思いますが、結婚ができる年齢を考えたら、はっきり言って高校に託児所があってもいいかもしれない。今、部長「うんっ」ておっしゃったですね。そやけど、例えば結婚できるんです。ほんで、子どもを背負って学校に行っていた時代もあるわけじゃないですか。例えばそういうふうなことも認められるようにならんと、若くして結婚するってもう大分違うよねっていう話になると思います。
仮に、ほんまに例えば若くしても結婚するということを普及するならそういうことも示していかないといけないようなことになるんではないかと。もっと言ったら例えば新規採用が35歳からだともう一定子育てが済んでからだというようなこともあるかもしれないし、要はそれぐらい今、考えたら「えっ」と思うようなことも含めて提示しないと、価値の転換にならないと。ごろっとひっくり返す必要はないと思うんだけれども。だって僕の事務所で今まで40人ぐらい学生をインターンで受け入れて、半分ぐらいは女性だったと思いますが、大体彼氏がいても結婚は30歳でいいとおっしゃいます。大学で勉強したら一定働いて、ある程度働いて、結婚するとしても30歳過ぎてからでいいと。大体これがほぼ共通した答えなんです。そういうふうなライフスタイルが定着しているわけです。それ大変だとおっしゃっているわけでしょ。そしたら、そこをそれだけなのかという問題提起をしないと。人口がふえなくていいというんだったら別にいいんですが、と私は思います。
終わります。

◯荒巻委員
まず初めに、がん治療機器に対してお話をします。
先般、府立医大で永守さんが寄附という形で陽子線の治療機器を設置していただくという運びになりまして、私も常々もう幾度となくがん治療機器に関してはことしも7月の予算特別委員会、9月の一般質問等で続けてもう言うだけ言い尽したから、これ以上は様子を見守ろうとしている間にそういう進展があったということで、私の中でもそれだけ高額医療なものを公共のお金でというよりかはこういう寄附という一番いい形で設置をしていただけたというのは本当に望ましいことで、府民の一人としても感謝をいたしたいなと思うところでありました。
そこからまた推移していくのと、あと数々の本会議における答弁とかでも他の議員ががんの先端治療に関していろいろな質問があった中で、知事から私が当初申していたホウ素中性子捕捉治療、BNCTっていう言葉が出てきたり、あときのうの書面審査で府立医大の学長がおられた中で、他の委員から特定はせずに先端治療機器の今後の可能性の中で、まだ何か設置するスペースがあるかのような御発言に聞こえるようなことがあったんですけれども、もし検討の余地があるならば、もちろん陽子線の治療法は当然がん細胞にきちんと照射して焼却させていくという機能面では申し分のないものですけれども、昨年東京の国立がんセンターで開始されたホウ素中性子捕捉治療は、設置のコストが過去の炭素線とかと比べると10分の1ぐらいになって20億円台のコストで、原子炉のサイズも大変小型化されて安全化されているという世界をリードする形でできている機材をもし収納するスペースがあるのであれば、私はまだ引き続き陽子線に伴う形ででも中性子捕捉治療のBNCTをまた導入する検討があっても、それは近畿圏で一番がん治療の恩恵の享受がおくれてきた京都府民に、今、一番高度先端医療を、そのありがたみを、恩恵を享受できる、まさに京都府立医大がこれから魅力を持てる、そういう大きな力になり得るんだと思いますけれども、その辺の健康福祉部長の御意見を聞かせていただきたいと思います。

◯山口健康福祉部長
がんの治療といいますのは大きく分けて3つございます。手術、化学療法、それから放射線治療、とりわけ放射線治療の中におきましては先ほど荒巻委員から御指摘がございましたように陽子線治療を最先端治療として京都府でも今度ようやくできるわけでございます。
これ全国的にまだ珍しい中で、本当に京都府民の方々が近くで治療を受けられる、これは本当にありがたいことやなと健康福祉部としても思っておりますし、ぜひ健康福祉部もそういった意味で、これ人材が非常に厳しく、難しく、人材の支援をできるような格好で府立医科大学にバックアップの支援をしていって、健康福祉部と府立医大で一体的にやっていきたいと思っています。
あわせまして、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)でございますけれども、これがんセンターでまだ治験ではございませんけれども、今、工事にかかってられると聞いております。
これにつきましては、理論的には本当にこれまでの陽子線治療とは全く違う治療方法でございますので、がん細胞を外から殺すんではなくて、がん細胞を中から爆発させて死亡させるという、全く違った視点で、そうなってくるとがんが広範囲に広がっている場合についてもオーケーになる、非常に夢のような治療かなと私も思っています。
ただ、いかんせんまだまだこれ実際に治療が始まっていませんし、こういったことを国が国立がんセンターの状況を見て、効果があるとなればまた検討を進めてまいりたいと考えております。

◯荒巻委員
陽子線治療の御寄附をいただくこと自体いろいろな事情を乗り越える形でも、もう大変な御苦労があったと思いますけれども、そういう御意志があるならぜひBNCTの導入の御検討も強めていただきたいとお願いを申し上げます。
それと、あと医大に関しては北部の医療センター、与謝の海がああいう形で医大の附属になったことは医師不足の解消につながっていく、私も北部地域医療の振興を願う委員として大変喜ばしいことだと思っておるんですけれども、いかんせんまだ心臓外科のお医者さんがいないということです。せっかくの医大ですから、若手の医師にいろいろな可能性を見せる人材教育の環境を整えることが魅力づくりにもなると思いますし、今、とにかく救急医療で運ばれる方のほとんどがもうそういう心血管のような心臓疾患の病気がほとんどの中で、内科的な治療の人材面、そして体制面も十分あるというふうには聞いているんですけれども、もし血管が破損したときの緊急手術を行える外科医がいない、そのバックアップができないということでそういう最先端の内科治療も勇気を出して行えない。そしてまた、若手の人材にその場面をちゃんと立ち会わせて学ばせて、これからまた地域医療で活躍してくれる人材に育てるための場を失っているというふうなことを聞くんですけれども、そこは改善していかなければいけない点だと思いますが、その辺の課題認識と展望についてお聞かせをいただきたいと思います。

◯宮地健康福祉部副部長(健康担当)
心臓血管外科でございます。委員御指摘のとおり、心臓関係であれば、内科系であれば循環器内科、また外科系は心臓血管外科ということで、大体循環器の内科の先生方にしてみれば確かに外科手術のできる心臓血管外科医がいたほうが安心できるという御意見は伺っているところでございます。
そういった中で、心臓血管外科医、数が非常に限りがある中で、現在、北部地域につきましては舞鶴共済病院、ここもかつては金沢大学だったか、福井大学からの派遣を受けて心臓血管外科を維持していたんですけれども、平成19年ぐらいに引き揚げがありまして、そのときに京都府として北部で心臓血管外科を維持するのはまずどうしたらいいかという中で、舞鶴共済病院に府立医大から心臓血管外科を派遣したと。
その背景といたしましては、看護師を含めたスタッフがそろっているとか、設備が整っているとかということも含めての判断でございました。今後におきましては、また府立医大ともよく医師確保、教室のほうの医師の体制もあろうかと思いますが、重々相談して検討していきたいと。医師の確保が一番のネックになろうかと思いますけれども、医大とも協議していきたいと思っております。

◯荒巻委員
ぜひとも救急医療体制の充実の完備にもつながりますし、高度教育を若手の医師に与えられる環境づくりという点も医大となった以上、まさに府立医大としての北部の地域医療を担える拠点としてのまた体制づくりをより強固にまた進めていっていただきたいと思います。
時間がないんで、最後に一個聞かせていただきたいんですが、全然違う話ですが、医療ツーリズムについてよく徳島で中国の方が船でグループで来られて、地元の病院とかの信用度合いよりも日本の医療の信用が高いという魅力、そういう付加価値もあるのと、健康診断をしながら地域で滞在しようということ。多分公立のこういう、府立医大とかでやることに関しては絶対にこれは医師会が多分いろいろ問題が出てくるとは思いますけれども、京都という特殊な外国人が訪れる中で、私はまず最優先すべきは府民の健康と命だと思うんで、府立医大とか、そういう公的なものではないところで、全く私立系の病院とかでそのニーズにぜひ日本でやってくるなら京都でもこぼしたくないという声とかも耳にするわけなんですけれども、健康福祉部長としての今現在の御認識と、今後オリンピックに向けて今でさえ1,000万人日本にやってくる中でもう既に昨年100万人以上外国人も来て、何らかこれに対する見解と構想を持っとかないといけない段階だとは思います。その辺に関しての所感をお聞かせください。

◯山内副知事
今、委員から御指摘のありました、とりわけ最近の傾向を見ていますと私も実は何度か経験をしているんですが、北京の例えば精華大学等と産学連携の事業なんかやっているときに、何回か往復で交流をやっているんですけれども、向こうから来られた方が実は半日ドックですとか1日ドックを受けたいんだというような御要望を意外と受けることがございまして、そのときにはどうしているかというと、例えば京都府内の民間の病院とのセッティングを御案内したりしながらやらせていただいているんですが、日本の、そしてまた京都の医院もそうなんですけれども、その信用度は非常に高いものがあります。そして、きちっと受けた後安心して活動をまた展開されてお帰りになるということで、ある意味での京都と中国との関連も深まってきますし、そしてそれが実は保険が使えませんけれども、彼らはそれをとっとと払ってしまって帰って行かれますので、そういった意味ではある意味で人間ドック等を初めとした健診事業を海外の方々から受け入れていくという余地は実は相当あるのかもしれないという気がいたします。
ただ、今、委員も御指摘のように公的病院の果たす役割、あるいはその私的病院の地域で果たす役割とそれぞれありますので、海外からの方々をどの程度どのレベルで入れていくのかということについては、そういった状況を慎重に判断しながら体系的にはやっていかないといかんのかなと思いますが、ただ見ていますとほかの、大連との交流のときもそうだったんですが、そちらから来られた方も紹介してくれとか、実は意外と医療に対しての不安をたくさんお持ちで、こちらに対する信用度は非常に高いなと改めて感じたりしておりますので、そういったものを適切に提供するシステムみたいなものを、これある意味で国家的な観点からも整理が必要なのかもしれませんけれども、考えていく必要があるのかなという感じを今現在、持っております。

◯荒巻委員
ありがとうございました。一定見解をまた高めていっていただいて、また次の決算特別委員会なり、また予算特別委員会で聞かせていただきたいと思いますので、副知事指名してお願いいたしますので、またよろしくお願いします。ありがとうございました。

◯大橋委員
では、まず最初に先ほど少し災害ボランティアの話も出たんですが、福知山市で2年連続で大変な災害に見舞われて、京都府の災害ボランティアセンターあるいは府の職員も含めて災害ボランティアの立ち上げ、運営について非常に大きなお力添えをいただいたことに御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
それから、あわせて福知山市民病院の救命救急棟整備への支援、これも整備が完成をいたしましたし、歯科医師会が設置された障害者歯科診療所も完成をしたということで、御支援をいただいたことにあわせて御礼を申し上げます。
その上で、先ほどの荒巻委員の質問の確認のような話で恐縮でございますが、きのう文化環境部のほうで医大の学長の思いとしていろいろな思いはお聞きをしました。これは最先端の放射線治療器の話でございます。
思いとしては動体追尾型の陽子線であるとか、あるいは同じように動体追尾型の、これはエックス線だと思いますが、IMRT(強度変調放射線治療)の関係だと思いますが、そういうものもまず入れていきたい。その上で、BNCTの話もありましたし、サイバーナイフの話もあった。こういうものについてはそれぞれ先進医療として認められるものや、あるいは保険適用があるもの等、患者の負担の金銭面の問題、それからがんそのものの性質による問題、例えばBNCTで言うとがん研に、今、設置をされている加速器型のものについては体表からそんな深いところまでなかなか中性子が入らないという問題も抱えているやにお聞きをいたしております。
技術は日進月歩ですけれども、それぞれの状況、経済的な問題も含めた状況に応じてトータルして最先端のものを医大のところに整備していくんだと。これは医大の思いとしてはあると思いますが、本来的には府民の健康を守る健康福祉部として何を医大に整備していくのかという考え方がまずあるんだろうと思います。
そういう意味では、先ほど荒巻委員の御質問にBNCTも検討していきますというお答えが部長からあったということは、反対に言えば健康福祉部の考え方として府民の命と健康を守る、それは最先端の医療機器で府民にきちんと提供できるものについてはしっかり検証しながらもそろえていきますというお考えだというようにお聞きをしていいのか、確認をさせていただきたいと思います。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 京都府議会議員
  • 議会運営委員会
  • 議会運営委員会
  • 議会改革検討小委員会
  • 農商工労働常任委員会
  • 暮らしの安心・安全対策特別委員会(副委員長)
  • 予算特別委員会(副委員長)

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