平成27年スポーツ振興特別委員会初回

◯角井保健体育課長
失礼いたします。それでは、お手元の「平成27年度運営目標(抜粋)教育委員会」の資料に沿いまして、スポーツに関係いたします教育委員会運営目標について、御説明を申し上げます。
開いていただきまして、1ページをごらんください。
学校や地域社会における子どもたちの体力、競技力の向上を図る取り組みの推進と、生涯を通じてスポーツを楽しむことができる環境整備でございます。
大きな柱の一つ目といたしまして、子どもの発達段階に応じた体力向上への取り組みについてでございますが、「京のこども元気なからだスタンダード」や高学年版のスタンダードプラスの活用促進を図るとともに、体力向上推進プロジェクト実践校による先進的な取り組みや、また小学校教員への実技研修会の開催などを通じて、体育事業の改善や教員の指導力の向上に取り組むこととしております。
二つ目といたしまして、スポーツ指導者が子どもたちを指導する取り組みの推進でございますが、地域の外部指導者を中学校、高等学校等の運動部活動に派遣するなど、連携・協力した取り組みを進めますとともに、京都ゆかりのトップアスリート等による指導を実施するなど、子どもたちがスポーツに触れ親しめる機会の充実を図りながら、スポーツ心のさらなる醸成に努めてまいるところでございます。
最後に、府民のスポーツのさらなる振興と競技力の向上でございますが、トップアスリート、特に女性アスリート等への支援の強化あるいは各競技団体への強化方策の見直し等を図りまして、国体8位入賞、さらに、「スポーツ王国・京都」の復活を目指すところでございます。
以上が、教育委員会の運営目標でございます。
なお、同様に事務概要につきましては、別紙で取りまとめておりますので、ごらんおきをいただければありがたいと存じます。
以上、教育委員会からの報告は以上でございます。

◯荒巻委員
事務事業概要ということなので、その範囲で要望だけしておきたいのです。隔年で、ちょうど2年前もスポーツ振興特別委員でして、また戻ってまいりました。特に、京都スタジアム(仮称)について、第三者委員会と、いろいろな協議や議論をなさっている、その報告として、いつも報告書が上がってくるので、何か後手後手で情報が入ってくるわけですね。もう少し議論のサイクルに合わせた形で、我々も特別委員会として、よりよき府民の利益に資するスポーツ政策として意見を述べていきたいし、きちんとこの議論を反映もしていただきたいという思いがありますので、その辺のサイクルをより合わせていただけたらと思います。細かいことは、またこれから1年間、報告事項の中で、それぞれ御意見を交わして、指摘をしていきたいんです。その辺御留意をぜひともしていただきたいと思います。その辺、所感だけもしあればお願いします。

◯坂本文化スポーツ部副部長(スポーツ担当)
実は、この後も報告させていただく件でございますけれども、ただいまの委員の御指摘を踏まえて対応してまいりたいと存じております。
以上でございます。

◯荒巻委員
書面自体がよそからコピーが回ってきたりとか、そういうこともありますので、議会軽視とまでは言わないですけれども、可能な限り、ぜひよろしく尊重のほど、お願いをいたしまして、以上とします。

◯兎本委員
関連して、1年間、勉強させていただきながら、スポーツ振興と健康、スポーツ王国・京都を目指したいと思っています。その中で、今回も専用球技整備費、京都スタジアムに関連して、お聞きしたいのです。先ほどの説明の中で、公園整備についても建設交通部からいただいて、教育委員会からも学校関係についてもいただきました。子どもたちについて、どういう形で、公園関係、スポーツができる場所、その中で、全スポーツあります。サッカーから野球からあって、今、マイナー的な、身障者の方も多分やられるような方、ゲートボールとか高齢者を狙って、健康維持ということになっておりますが、これは京都府として少ないのですか。過去もいろいろ質問させていただきました。そこから少し質問させていただきたいと思います。

◯荒巻委員
専用球技場の新たな公共事業モデルとして、今年度も6月定例会が終わったぐらいには入札手続を開始というスケジュールが出ています。実施設計と施工を一括発注していくということで、100億円から大分伸びましたよね。その要因と、あと基本設計は日建設計がやったということで、例えば、Jリーグチームの関係者からは、おおむねのデザインとか、実際に見たとかいう話もあるんですけれども、1年間、不勉強をしてましたから、もう少しイメージが沸かないので、何か補足的に、どういう実態で今後の入札手続に入るのか、今の具体的に公式的に御説明いただけるところはしていただきたいなと思います。御答弁お願いします。

◯中島文化スポーツ部理事(文化・スポーツ施設整備担当)(スポーツ施設整備課長事務取扱)
まず、1点目の事業費の関係でございます。今、事業評価調書の中では、154億円という工事費を上げさせていただいております。以前、私どもが基本構想の段階では、スタジオ本体で100億円、あと、基礎とかを入れると110から120億円ぐらいの額を上げていましたけれども、上がった理由といたしましては、一つは、先ほどの報告の中にはありましたけども、あそこで、必ず治水対策をするということで、スタジアムをピロティ化する部分がどうしても出てきているというのがございます。
それから、あと、ありますのが、この間の建築費の高騰が、我々がベースにしたところのフクダ電子アリーナというのがありますけれども、そのときに比べますと、4割以上上がっているというようなこともあったりいたしまして、そういうようないろいろな要因がある中で、できるだけスタジアムの質を落とさないで、質といいますか、幹線管渠については入るようなものを持っているとか、そういうものは落とさないで、どれぐらいの事業費が必要かということで出したものが154億円という形になっております。
それから、スタジアムの基本設計につきましては、先ほど、委員御指摘のとおり、日建設計に委託しまして、それが出てきております。それについては、またいずれかの機会に、いろいろと説明させていただきたいと思っております。
以上でございます。

◯荒巻委員
わかりました。資材とかいろいろな条件で、当然、現実的に積算していったら、そうなっていくのもわかります。基本設計の件です。実務上、いろいろ仕方のないことは十分理解しています。当然、協議対象となる機関の人たちと、議論の守秘義務というか、セキュリティーというのか、いろいろ変な情報が錯乱しているようなこともあるので、我々として、スポーツ振興特別員であると、個別に問い合わせも来ます。無責任な対応をこちらもできないので、ないまま返答しかねるという状態にはなります。そういう管理面が緩い状態は、本府の方はきちんとやっていると信じています。対処されている方にはきちんとなさったほうがよろしいのではないかということだけ、コメントさせてください。
以上です。

◯中島文化スポーツ部理事(文化・スポーツ施設整備担当)(スポーツ施設整備課長事務取扱)
私たち、基本設計をいろいろと検討していく中で、サッカー協会だとか、Jリーグだとか、そういうところの基準がございまして、そういうものをしっかりと基本設計の中に入れ込んでいく必要があるということで、そういうところに少し相談をしたことがございますので、そのときには十分そういう点については、今の御指摘の点はお願いをしていたわけではございますけれども、さらにそういう点についても、またお願いしていこうと思います。
以上でございます。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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