平成27年スポーツ振興特別委員会12月定例会

林委員
ありがとうございます。サン・アビリティーズ城陽でも、体育館だけではなくて、トイレとか、シャワーとか、雨が降っているときに車からおりたらずぶぬれになるようなところがあったり、なかったりとか、そういうことも含めて、いろいろな配慮が要るのだなということも改めて実感しました。また、そういう点も含めて設備であったり、用具であったりということについて、用具もなかなか難しいかもしれないですけれども、いろいろなスキームを使いながら、また支援をしていっていただきたいと思います。また、いろいろな支援する枠組みをつなげていくような取り組みも、こういう財政的な支援があるとか、技術的な支援があるとか、いろいろなものがあると思うのです。しかし、そういうものをつなげていくような役割もしていきながら、充実を図っていただきたいと思います。
いずれにしましても、プランをつくる段階から、またプランを進めていく段階においても、しっかりと当事者の方々の御意見を承っていくというよりは、一緒につくっていくという構えでやっていっていただきたいということを要望して終わりたいと思います。

荒巻委員
私も障害のある方がスポーツを通じて自己実現をしていただけるような、そういうスポーツ振興をしてほしいと思う立場で質問をしたいのです。このアクションプランの報告を見ているだけだと、例えば、障害者手帳取得者数であったり、スポーツ指導員登録者数の数字を単純に全国比で見ているだけで、余り実態というものがわからないです。意欲ある方によりレベルの高い機会を与えてあげたり、アスリートとしてやっていきたい人に、それに適した指導体制を御用意してあげたり、あるいはまた今まで関心がなかったけれども、そういう機会の中に興味を持って参加してもらうとか、それぞれ段階ごとで違うと思うので、その辺のニーズをもう少し分析していかなければいけないことがいっぱいあるなということだと思うのです。
これを見ていて、文科省(文部科学省)の平成25年データで全国の18.2%が週1回以上のスポーツ実施と書いてあります。京都府は出ていないけれども、全国ベースで見た場合、計算でいくと、大体3万人ぐらいいるということになるのかと思うのです。もう少し、何かてこ入れの仕方があると思うのです。
少し話が前に戻ってしまうけれども、このサン・アビリティーズ城陽の利用者数はふえている。関心も高まっているし、みんなやりたいということを感じる中で、スポーツイベントへの参加は横ばいとというのは、何かニーズとミスマッチというか、機会がないのか、あるいは施設はふえているけれども、まだ施設が足りないのか。指導員の配置場所が足りないんではなくて、指導員が足りないのです。これだけではわからないので、障害者スポーツを充実・振興していくために、もう少し的確に、何かお示しできるデータはないですか。人気の競技とか、こういうニーズがあるとか、それもまた最初に申したように、本当にアスリートを目指している方だったり、もっと気軽な場でスポーツができる機会が欲しいとか、そういったものというのは調べて来なかったのですか。

坂本文化スポーツ部副部長(スポーツ担当)
今回、このプランを策定するに当たって協議会で、ごらんいただいておりますような委員の皆様方から御意見を伺って、それを集約したのが今回のプランになっているということでございます。
そうした中で、今、委員から御指摘いただきましたデータ、根拠的なものでございますけれども、率直に申しまして、国全体でもこの分野はかなりおくれていたなというのが正直、率直な感想でございます。いろいろなデータを当たってみたのですけれども、必ずしもきちっとまとまったものがない。そういう中で、できる限りの客観的データという意味でこう書かせていただいてるわけでございます。
今、委員から最後のほうに御指摘がございました、気軽に練習できる場所が少ないというのは実は協議会の委員の皆さんの共通の御意見でございました。
その原因としましては、先ほど申しましたような、そもそも京都府内のスポーツ施設、絶対数が全国と比べると少ないという面もございますし、なおかつスポーツ施設があっても、必ずしも障害のある方が使えないというようなお声も伺いましたし、我々行政としても把握を始めているところでございます。
そういった共通の声がございましたので、柱立ては、今回、裾野の拡大ということで、施設についても書かせていただいておりますけれども、今後ともそういう声、あるいはデータの収集などについても、引き続きできる限りのことをして、充実に努めていきたいと思っております。
以上でございます。

荒巻委員
例えば、気軽に行える、したいスポーツというのは、具体的にどういうものが出てきて、どういう施設で行われるのですか。

坂本文化スポーツ部副部長(スポーツ担当)
協議会のメンバー構成にもかかわると思いますけれども、7ページの資料に委員のリストを入れさせていただいております。括弧書きで書いておりますように、例えば車いすハンドボールでありますとか、車いす駅伝でありますとか、車いすフェンシング、こういった方、あるいは現役選手は、陸上、水泳。実はそれぞれ、いろいろなニーズがございまして、これは障害の部位とか程度によって、それにマッチするスポーツというのもあるように伺っております。障害があっても、例えばこのスポーツは、健常者と同様にできるとか、こういう声は、実はもう人さまざま、障害の程度あるいは部位によってさまざまなお声を聞いております。
全てが今、満足できる状況にはないかと思っておりますけれども、そういう中で、例えば京都は全国車いす駅伝、全国でも唯一開催をいたしております。
そういった、歴史的経過もございまして、車いす駅伝のコースの整備等も今回項目に上げさせていただいておりますけれども、ニーズは非常に人それぞれだなという印象を持っております。
以上でございます。

荒巻委員
確かに、見ていますと水泳とか、バスケットボールとか、ハンドボールとか、成人障害者と一般成人と、一緒にできる性質のスポーツもいっぱいあると思います。また、割りと参加者の多い競技だと思うのです。ということは、京都自体がもともとスポーツ全般に対しておくれてきているということが、図らずも見えてしまうのです。しかし、障害者スポーツ振興のことだから、一般のスポーツ施設の話はしませんけれども、今、裾野を広げていくという、骨格を立てていただいて、参加者をふやしていく、参加者がふえれば必然的に、その上で競技力の向上とか、そういうものにつながると思うのです。これからなのでしょうとは思いますけれども、余り全国比とか、そういうことではなく、ぜひとも京都らしく、もっと攻めの姿勢で、文化のまち京都とか言われながらも、スポーツも強いんだと、またいろいろな大会に出られる方の競技を指導していく指導員をふやしていくということは、その話に帰結していくことになるというのも、これを見ていて思うので、スポーツ指導員数は、これは今後どうなっていくのか、見通しとしては増加傾向になっていくのか、その辺についての分析はありますか。

佐藤障害者支援課長
スポーツ指導員の具体的な数字は、例えば来年こうなります、再来年こうなりますというものではないのですけれども、ここに書かせていただいておりますとおり、指導員は初級・中級・上級とございます。初級というのが一番最初のエントリーレベルでして、裾野を広げていく上で、まず指導員の方に障害とは何ぞやというところを知っていただく。障害といっても、スポーツをやられる方の中には中途障害の方、交通事故等で、例えば下半身不随になられた方もいらっしゃれば、あるいは先天的で、どうしても障害が重い方もいらっしゃるので、そういう方によっても、できる種目が全然違ってきます。ですので、そもそも障害とはというところを知っていただく、まず初級の人をきちんとふやしていかなければいけないだろうと。
京都府では、これまでこの初級を何とかふやしていきたいというところで、重点的に、数字的には結果は出ていないところなのですけれども、数としては比較的多いということは、ここの部分を重点的に今まで取り組んで来てはいるところなのですけれども、これを競技力を高めていく、もっと可能性をさらに伸ばしていくという観点からは、中級、あるいは上級というところを広げていかなければいけないだろうと。いきなり一足飛びに上級といっても難しいでしょうから、初級だけではなく、まず中級のところも、足場を固めていくということが、これからは課題ではないかなと思っておりますので、今後はそういう形での取り組みというものを今、検討している段階でございます。
以上でございます。

荒巻委員
もうまとめますけれども、何かの種目にターゲットが置けるようなことがあれば、多分早いのだと思うのですけれども、わかりました。
最後にですけれども、前もどなたかおっしゃっていましたけれども、京都府として成人の週1回以上のスポーツ実施率を測定することはやっぱり簡単ではないのですか。

徳廣スポーツ振興課長
この全国の数値自体は、国が業者に委託をしまして、ブロックごとに算出をしたデータと聞いております。実際に、障害者でスポーツをされている方の数値というのはなかなか正確には出しにくい部分がございまして、現在のところ京都府としてのスポーツ実施率という数字もないのです。そこら辺がどういう形で算出していくことができるのかどうか、また有識者の方にも相談をしながら、必要ではあるのだろうなと考えております。

荒巻委員
一般成人のほうが、ちゃんとわかっているので、いろいろな事情があるのはわかります。だけれども、この委員会は、ある程度の実態から見通しや展望を立てていく議論の場であってほしいと思うので、そういったデータベースが今後の委員会でいろいろと出てきたら幸いだと思っています。鋭意努力をよろしくお願いいたします。
以上です。

北川委員
1点だけ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの合宿地誘致ですけれども、誘致について、競技団体と意向が一致しているところはいいのです。しかし、その下に書かれている希望の市町村は、まだまだ全然決まっていなくて、府としてどういうふうにマイルストーンというか、スケジュールをどこまで決めないといけないのか、府としてどう支援をしていくのかということをお聞かせください。

坂本文化スポーツ部副部長(スポーツ担当)
小巻副委員長からは、以前に当委員会にいらっしゃったときから同様の御指摘をいただいておりまして、そういうことも踏まえ、まさに昨年度から詰めた話をしております。
先ほど少し答弁いたしましたように、京都市には京都市のお考えがございます。難しい点もあるということは、私も思っておりますけれども、京都市を含むほかの市町村でも同様の状況がございますので、少しでも身近に、学校の場合でしたら、投資がほとんど要りませんので、そういうメリットもございますので、これが広がるように、粘り強く働きかけはしてまいりたいと思っております。
以上でございます。

荒巻委員
京都スタジアムについて質問いたします。
環境保全の問題や、亀岡市条例との整合性の問題があるのはわかった上で聞きたいのです。基本設計をたたいて、今、これから建設に向けて、スケジュールが大分おくれてきている感があるのですけれども、着工までの見通しはどんな感じになっていますか。それとあと、設計は基本的に変更などもなく、進められているのか、これから発注されるでしょうけれども、今のところ、スタジアム建設の見通しはどうなっていますか。

中島文化スポーツ部理事(文化・スポーツ施設整備担当)(スポーツ施設整備課長事務取扱)
京都スタジアムにつきましては、先ほどもございましたけれども、まず今、環境保全専門家会議で、あそこのアユモドキを含めた自然環境の保全、スタジアムと自然が共生することを目指して、今いろいろな調査や実験を行っている。先ほどの報告の中にありましたけれども、今、水田環境実証実験というのを行っていまして、スタジアムが位置するところの水田を今年度は休耕状態にして、いろいろなデータ採取をして、そのデータもそろってきておりまして、先ほどございましたように、影響の評価をしていただくためにデータをそろえたりとか、それを先生方に見ていただいているという状況でございます。
来年になった段階で、そういう影響の評価もしていただけるよう、いろいろと働きかけております。また、それからデータもいろいろと準備をしているという状況でございます。その影響の評価ができた段階で、スタジアムにつきましては、いろいろな次の段階に入っていきたいと考えております。
先ほど、設計の関係というのがございましたが、ここのスタジアムにつきましては、基本設計が平成26年度末で終わっておりまして、平成27年度の6月議会で補正予算を御議決いただいて、実施設計と、工事をデザインビルド方式でセットで発注するということをしておりますので、その影響の評価が終わって、結果が得られた段階で次なる段階に進んでいくということは考えておりますけれども、先ほどから言っていますけれども、影響の評価というのは、慎重にやっていく必要があると考えておりますので、そういうものも慎重にやりながら進めていきたいと考えております。
以上でございます。

荒巻委員
よくわかっていることなのですけれども、実際に球技場部分のこととか、多くの府民の方に開かれたスポーツの拠点として、楽しむ、行う、また応援に来る、そこの部分の構想での大きな変更などは特にないのか、また何か進展があったら聞きたいなという思いで少し聞いたのです。

中島文化スポーツ部理事(文化・スポーツ施設整備担当)(スポーツ施設整備課長事務取扱)
スタジアムにつきましては、平成25年当初の段階で基本構想を定めて、その後、中のにぎわい施設ということで運営経営専門家会議にかけて、いろいろなにぎわいの検討を行っておりまして、そういうのも含めて平成26年度の段階で基本設計をつくらせていただきました。その基本設計の中には、そういうにぎわいも含めたり、あるいはサッカーとかラグビーを含めた球技ができるフィールドの構成だとか、それから諸室だとか、あるいはいろいろな選手が入られる施設だとか、それからいろいろな観客が入られるスタンドだとか、ルームだとか、そういうものを全部基本設計しておりますので、そういうものについて今のところ変更はございません。
ただ、前から申し上げているのですけれども、コスト縮減という観点から、デザインビルドの中で、我々は事業者のほうからいろいろ提案をいただいて、できるだけコストを縮減した形で進めていきたいと考えておりますので、今後、デザインビルドを進めていく段階では、そういうものが一部変更になる可能性はあるかと思っております。
以上でございます。

荒巻委員
わかりました。では、あと問題は運営面なのですけれども、特に、パープルサンガが、もう今期、大変ピンチな状態で、何とか残留してくれてよかったけれども、本当にそういうリスクも考えていかなければいけないと思うのですよね。ステージがJ1、J2なだけで、観客動員数から、収益も一桁かわってくる中で、どういうプロスポーツチームと関係を結んでいくのかとか、その辺、完成後の後の運用の方針や、今の展望を、もう1回、再確認したいなと思っているのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

中島文化スポーツ部理事(文化・スポーツ施設整備担当)(スポーツ施設整備課長事務取扱)
京都スタジアムにつきましては、当初の段階から、プロスポーツはあるのですけれども、それ以外にも社会人だとか、それから大学生、高校生も含めた、スタジアムを目指して、自分たちの競技力を向上させていくとか、そういう憧れの場所にしたいということも含めておりますので、ある意味、そういう一つ、シンボル的な場所にしていきたいということについては、何らかわっておりません。
サンガさんにつきましては、我々前からずっと言っているのですけれども、スタジアムが完成するときには、観客動員数が多くなることを、目指すためにも、まずJ1に上がっていただきたいということをお話しさせていただいております。また、サンガさんからもいろいろな話をして、諸室について、何かサンガさんとしての、もし御要望があればということでお聞きをして、Jリーグさんとも調整しながら、基本設計はしております。また、当然ラグビーだとか、アメフト(アメリカンフットボール)さんにもお聞きして、それは満足できるような施設にしていると思っておりますので、そういうような中で、さらに地元の方にも使っていただけるようなにぎわいの関係の施設についても、コストとの関係がありますけれども、そういうものについても充実させていきたい。その辺の考え方については何ら変わっていないという状況でございます。
以上でございます。

荒巻委員
マネジメントのことなので、大変重要な課題になってくると思うので、早い目に、先手先手でいろいろ想定しておかないといけないと思っておるのです。サンガのほうも、もう気がつけば社長も監督もかわったり、監督は2回ぐらいかわったのかな。また、新しい社長が、赤字覚悟で次年度から大型補強していくとか言っているけれども、いつもそういう言葉は聞くけれども、本当にJ1に行くというのは、大変なことだと思います。今、逆にJ2に踏ん張ることのほうにシフトしているところもあるので、私も応援しているのですけれども、現実は現実で、京都スタジアムがちゃんとした機能を、より効果を発揮していただくために、お金のことを考えていかないといけないと思います。その辺のことを聞きたかっただけですので、特筆するべき何か、また今のお話で関連して、何かあればお話しいただきたいですけれども、なかったら、もうこれで終わりたいと思います。

中島文化スポーツ部理事(文化・スポーツ施設整備担当)(スポーツ施設整備課長事務取扱)
スタジアムにつきましては、先ほども申しましたけれども、プロのスポーツ、サッカー、最近はラグビーも入ってきていますし、そういうものを見ながら、ジュニアの方々が憧れて、自分たちもそういうふうになって行きたいというようなこととか、それからあそこにあることによって京都府の南部、それから京都市内、それから中北部とのゲートウエイというような位置づけもございますので、今までいろいろと申し上げているのですけれども、そういうものも含めて、さらに、今、御指摘のございましたような、どんな運営をしていくのかということも十分考えながら、整備のほうを進めていきたいと考えております。
以上でございます。

荒巻委員
ぜひ収益のことは、本当に重点化してください。
終わります。

兎本委員
先ほど前波委員からも言われましたように、京都国体が終わって27年、私も今回、決算特別委員会でスポーツ施設の要望もかなりさせていただいて、この委員会でもさせていただきながらやってきたのですけれども、なかなか財政的に無理だという知事の答弁もいただいております。二十七、八年前、我々も青年会議所と、身スポ(身体障害者スポーツ大会)の手伝いをしてきて、先ほどおっしゃったように、体育館とかであれば、フローリング形式とか、車椅子が使えないとか、諸問題がかなり出てきたと思うのですけれども、27年間で京都府さんとして、「明日の京都」をつくられたり、いろいろ変えてこられたと思います。理事者側として、各市町村の要望もやってこられたと思うのですけれども、2020年に向けて、オリンピックでもいいですし、パラリンピックでもいいですし、これからの障害者スポーツはどうなのでしょうか。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 京都府議会議員
  • 元衆議院議員
  • 農商工労働常任委員会
  • 高齢社会の安心・安全対策特別委員会

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