平成19年決算特別委員会 書面審査 商工部

◯荒巻委員
 小売店の振興、特にシャッター商店街の再生についてお尋ねをいたします。
 私は東山区に在住させていただいておるのですけれども、東山区においては本当に花灯路も中心的にやっていただいて、本来もともと人が集まるところですけれども、京都らしい付加価値をより高めていただいて、観光客のニーズにこたえられるようなまちづくりというか展開をしていただいて、特に祇園商店街においても文化財といったものと抱き合わせで、まず地域のシンボルとしてその役割をしっかり果たしていると思います。しかし、本当に今全国的に問題になっていますけれども、少し外れると、そういった観光客の方向けではない地域の皆様向けのそういった一般的な物販のお店については、本当に大変厳しい状態になっていると思うわけです。
 今本当に小売業というものが今の商業の流れについていけていない、そういう厳しさもあるとは思いますけれども、先ほども商工部長から、京都府としては、商店街をしっかり守って地域経済に力点を置いた施策が必要だとおっしゃっていただきました。今の京都におけるシャッター商店街についての御所見と、また今後の展望等、また施策等があったら教えていただきたいと思います。

◯商工部長
 京都の場合、特に京都市内の商店街はまだ元気のある商店街が多いと思っておりますけれども、府内に行きますと、南のほうは新しい商店街ができているところもございますが、特に中北部は厳しい状況が続いているということでございます。商店街の活性化のためには、定住人口がふえるとか、交流人口がふえるとかというようなことをしないといけないということで、観光との連携とかといったことをやっていかなければいけないと思っております。
 また、中北部につきましては、高齢化率が非常に高いということでございます。最近いろいろな事情を見させていただいても、新たな御用聞きみたいな形で、高齢者の方々のニーズに、地元のニーズに対応するようなサービスをつけて商店街の活性化を図っておられるところも出てきております。地域の状況をよくよく見て、どういう手段をとれば商店街の活性化につながって、空きシャッターが商店として再生できるのか、考えていくような支援をさせていただきたいと思います。
 今もハード、ソフトにわたって支援はさせていただいておりますけれども、商店街活性化の成功事例を見ていますと、その商店街から3名くらい意欲のある方が出てこられると、商店街全体がかなり活気づくわけでございます。そういうリーダーの養成も含めて、今「商人(あきんど)塾」をやっておりますけれども、そういうリーダーの養成も含めて頑張っていきたいと思っております。

◯佐川委員長
 各位に申し上げます。
 間もなく午後5時になりますが、このまま審査を続けますので、御了承願います。

◯荒巻委員
 どこにでもあるものに対して消費者のスタイルが変わってきて、本当にそれを素材を卸すメーカーであったり、製造者が、今はむしろ中間のコストを削減して自分らで製造、小売までやったり、川上から川下とか、そういうSPAとかの流れもあったり、もちろん顧客満足を満たすのは企業の大事な使命だと思っていますけれども、それの競争で百貨店とかが、専門店の手法をとって、顧客管理とかリピーターの確保に電話をずっとされたりDMを出したり、本来専門店とかそういう商店街の店員たちがやっていた丁寧な接客も百貨店に行けばホテルのコンシェルジュみたいな人が出てきて丁寧にやってくれるということでそっちに流れていったり、百貨店の劇的な競争のように、そういう百貨店で買えるものは百貨店に行く、またそういう高級志向とかも伴ったり、またあとは量販店で、メーカーも本当は掛け率的にはどうなんでしょうか、多くの動員があって、効率面、採算性を追うにはそういうチェーンメリットのある量販店に行くということで、小売店が本当に捨てられている状態になってきているというのも根本的な背景としてあると思います。
 私も商店街を歩いていて、メーカーが営業に来ていますねと言ったら、いや売掛金の回収だけに来ていて、少し込み入った話をしたら、仮に在庫を全部返品したとしてもまだ債務超過だとか、そういう状態の中で、昔の陳列がずっと残ったところにはお客さんは来られない。今後商店街が地域のよりどころとして再活性していただくためには、それは産みの苦しみと生まれ変わる自助努力はもちろんしていただかないといけませんけれども、多分ノウハウとかがないと思います。
 前、夏ぐらいに、これは成功している祇園商店街の振興組合だったと思いますけれども、商工部長に依頼があったので御講演いただいたということで皆さん大変いい勉強になったということです。私は懇親会しか出ていないので聞いてなかったのですけれども。ぜひそういう商工部としてのリサーチとか、より一層いろいろな、全体の全部いくのは難しいと思いますけれども、抽出できるいろいろな材料とかから分析して、今後のそういった地域を支えてくださる専門店、また小売店の活性化をより強化していただくことを要望として、質問を終わらせていただきます。
 以上です。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会議長
  • 京都府都市計画審議会委員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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