◯荒巻委員
　まず、京都駅の周辺に運転免許サブセンターの設置要望ということを地元の小巻議員が話していたと思いますけれども、今警察署の再編整備で七条署が廃止になると。そういった意味でも、立地条件からして交通のアクセスとか、また公共機関、電車もバスもあるわけですから、まさにうってつけの場所ではないかと考えるわけですけれども、検討状況は今どうなっているのか、お聞かせ願えますでしょうか。

◯警務部長
　免許を保有される方々の利便性の向上というのは重要と認識しておりまして、こうした観点から、御指摘いただきましたように京都駅に近接する七条署は交通至便な場所にありまして、その跡地に運転免許の更新窓口等を開設すれば府民の皆様の利便性の向上につながるものと考えております。
　今後、こうした点を含めまして、七条署廃止後の利活用につきまして、知事部局や関係機関・団体との連携を密にして検討してまいりたいと考えております。

◯荒巻委員
　ぜひ既存の免許センターとうまく役割分担をして、またさらに府民の皆さんの交通安全意識のより啓蒙の場所として役立っていただけるように、ぜひまた検討を進めていっていただきたいと思います。
　続きまして、交通対策の問題についてお尋ねします。
　いよいよ観光シーズンが来て、ことしも秋の行楽客で、東山の地域であるとかさまざまに、今本当に京都は交通渋滞が始まっております。私の住んでいる東山においても東福寺の周辺等にまた空っぽの観光バスが列をなして、また観光客を迎えにずっと滞留していたりとか、近隣の本町通りは北向き一通なのですけれども、ことしもまた初もうで客のように逆行してぞろぞろ人が歩いてくると。また、高齢者の大変多い地域ですから、そういった意味でもさまざまに不安が残る、そんな中でございます。
　特に、これから松原署から東大路通りに東山署が出てきて、今後は地域安全の拠点として役割を果たしていく上で、ぜひ今後のそういったさまざまな事態に警察が対処していく初動の支障とならないように、より一層交通対策を強化していかなければいけないと思っております。その点についてどのようにお考えか、お聞かせ願えますでしょうか。

◯交通部長
　東山につきましては、これから秋の紅葉期を迎えるということでございます。全国各地からマイカーとか観光バスで多くの観光客の方が訪れられるということで、東大路を中心としましてその周辺におきましての交通渋滞等が発生している状況でございます。
　こうした交通問題を解決するために、平成16年の春から東山交通対策研究会が設置をされまして、ここに警察も参画をして交通管理としての意見を述べさせていただいているところであります。現在の施策としましては、ＪＲあるいは私鉄駅周辺におきまして無料の駐車場を設置するパーク・アンド・ライドの実施でありますとか、シャトルバスあるいは無料循環バスの運行、それから清水寺の周辺の駐車場につきましてはバス、タクシーの専用化等を図っていただいて、交通総量全体を抑止していこうという措置を講じているところでございます。
　知恩院でありますとか、あるいは清水寺周辺につきましては、これまでどおり秋の臨時交通規制を実施いたしまして、大型観光バスの一方通行でありますとか、指定方向外通行禁止等の交通規制を実施するところであります。
　また、今お話のありました東福寺でございますけれども、こういったところにつきましては観光バス等が駐車をする実態がございますことから、東福寺の近くの九条陸橋周辺が多いということでありますので、そういったところにはガードマン等を配置していただきまして、バスの駐車場を確保してそちらに案内をする、あるいはバス会社にも協力を要請しまして長時間滞留にならないように協力を呼びかけているところでございます。
　以上です。

◯佐川委員長
　荒巻委員、残り２分でございます。

◯荒巻委員
　済みません。ぜひ引き続きのそういった状況対応をしっかり見きわめながら、正しい交通の状態を保っていただきたいと思っております。
　時間の関係上、あと東山署に係る構想であるとか、今、東山署が抱えている祇園地区、また木屋町と一体となったパトロールの拠点化といったことも、常任委員会で申していますので、ぜひまた引き続きの検討をいただいて、過程に沿って今後の12月に質疑させていただきたいと思っております。
　また特に、本当に時間がないのですけれども、せんだっても申していました駐車禁止除外車標章の下肢障害の方への御配慮を賜りたいというお願いに対して、ぜひまた関係者も含めて、さまざまにどうか見きわめしていただきたいと要望をお願いして、質疑を終わらせていただきます。
　以上とします。