平成30年予算特別委員会補正予算審査小委員会 書面審査 総務・警察常任委員会

◯荒巻委員
 まず、警察本部に御質問させていただきます。
 先ほどから出ております交番整備、地域の防犯力を向上させて、安心・安全なまちづくり、そういう角度から進めていただいておるんですけれども、地域といってもいろいろ住宅地もあれば繁華街もあるということで、特に祇園・木屋町地域の中心繁華街、こちらのいろいろ現状を見ていますと、ここ数年でいろいろまたインバウンドもふえたり、特遊興もできたり、またいろんな若い世代の子らもよく見かけたり、状況がいろいろ変わってくる中において、特にあそこの警備派出所、木屋町や大和大路であったり、大きく祇園・木屋町特別警察隊の一つの拠点として大きく機能を果たして役割を担ってくださっていると思う中で、このたび石段下のほうも大きく整備して、機能充実していただいているということで、これも1つ目の質問として、祇園・木屋町特別警察隊の警ら活動の充実、特に総合的な治安対策に大きく役に立っているのかどうか、その辺のことを聞かせていただきたい。

◯井上警察本部生活安全部長
 委員御指摘のとおり、平成17年から中心繁華街総合対策ということで積極的に取り組んでまいりまして、まさに祇園・木屋町特別警察隊によります犯罪抑止、検挙、それから委員も先頭に立っていただいて、地元住民の方々と共同パトロールも実施しているという中で、対策を始めた当初から比べますと、繁華街の情勢、これは一定落ちついているものと認識をしているところでございます。
 以上です。

◯荒巻委員
 中心繁華街におけるそういう刑法犯の認知件数というのは、今どのような状況でしょうか。

◯井上警察本部生活安全部長
 今、件数については確認はいたしますけれども、先ほど申しましたように、平成17年当時と比べるとかなり落ちついていると言えますし、また、京都府下全体の刑法犯認知件数についても、かなり下がってきておりますので、当然、祇園・木屋町含めて認知件数が下がっているものと認識しているところでございます。

◯荒巻委員
 特に、そういった数値的なもので改善が図られていると言うならば、いい傾向という理解はしたいんですけれども、片一方で、懸念する事案として、10年前に青少年育成条例の改正で、出会い喫茶はなくし、案内所の件も規制しましたね。ただ、今新しい形で、相席居酒屋とかそういうのが木屋町で非常にふえているというのは、私たち近所に住む者として、グレーゾーンじゃないかという話とか、中には裏オプションというんですか、そういうのを設けて、裏風俗をやっているとか、私はお店には行けませんから実態はわかりませんけれども、そういうことは観光客に健全で古都の美しい風情ある京都という町にはそぐわない形態の繁華街のお店だなと思うので、そういった情報収集とかもきちんとした上でてこ入れをしていただきたいと思いますし、またインバウンド含め、他県からのお客さんが来る中で、カジノも祇園地域でやっているところがあるというのは耳にしたりもします。というところで結構、祇園会館のマハラジャのところを見ていて、マハラジャがどうのこうというわけじゃないんですが、何かいかがわしさを感じるところは、特遊興の協議会の人たちも、それが直接何かかかわっているわけではないけれども、2次感染じゃないですけれども、何かそういう人らも誘発しているんじゃないかという懸念とかも聞くんです。未然にそういう不穏な動きに対しては封じていっていただきたいし、予防していただきたいと思うんですけれども、この辺に何か今お考えとか、今お話しできることがあればいただきたいと思います。

◯井上警察本部生活安全部長
 先ほど相席バーですか、こういったものもあるということでございますけれども、特に相席バーに特化したような、今現在把握というところはありませんけれども、委員御指摘のように、そういう風俗まがいの営業をしているということでありましたら、それはそれぞれ個別具体的な事案に応じてしっかり取り締まり、検挙に向けて対策は講じていきたいと思いますし、またバカラ賭博等、こういったものについても摘発を逃れるために、どんどんアングラ化しているという実態がありますけれども、こういったものについてもいろんな協議会と情報共有を進める、あるいは警察における情報収集というところで、しっかりこういったものについても実態把握をしていって、風俗環境の浄化に努めていきたいと考えております。

◯荒巻委員
 ありがとうございます。
 情報収集力もまさに京都府警の一番の力強さの一つだと思いますので、そこをまた鋭意鋭く、安心・安全な繁華街、また魅力ある京都、そういったものにぜひ御尽力いただきたいと思います。
 あと交番で言えば、先ごろいい形で京都女子大学、30年ぐらいの契約でしたか、土地をいい形で交換する形で、女子寮の下に交番が、馬町交番でしたね、新しく改築したということで、未成年も含む、特に女性の多い地域、女子大付近にあって、ああいう交番が、ある意味学校の一部と一体型でできたというのは、すごく画期的なことだと思うんですけれども、ああいう相手方との、また警察としてもこういったマッチングができるような箇所というのは、まだ京都の中を調べてみてもあると思うんですけれども、こういう取り組みを進めようとしているところとかありますか。

◯中邨警察本部地域部長
 交番等の建てかえなんかに関しまして、先ほど総務部長から話がありましたように、用地の関係等がありますので、そういうふうな対象が出てくれば、当然そういうことも視野としては入れて検討してまいりたいと。利便性というのが重要になりますので、その辺については検討してまいりたいと考えております。

◯荒巻委員
 あと、警ら体制に関して、最近パトカーで360度ドライブレコーダーを車載している車両があるというふうに、いろいろニュースで聞きますけれども、移動しながら防犯カメラがついているような感じで、パトカーにしては画期的で、大きく防犯の役割を果たしていく車両だなと思うんですけれども、車種が何だとか、そういうことはここでは明かせないと思いますけれども、どれぐらいの台数を配備して、今活動している実態ですね、例えば1日どういうペースでどれだけの量、どの範囲走っているとか、夜間の防犯にも努めているとか、その辺教えていただけることがあれば聞きたいと思います。

◯中邨警察本部地域部長
 各警察署や自動車警ら隊に配置されている地域警察用のパトカー、これが103台ございまして、そのうちの90台に、新聞に載っていました全方位カメラというのはつけております。これにつきましては、いろんな現場へ行ったときに、状況を素早く本部で見られますので、それに応じて必要な応援態勢とか規制線を張ったりとか、そういうようなことに活用しているところであります。
 警らにつきましては、特段今回つけたから変わったということではなしに、従来の警らのとおりに、そのときにそれがパトカーでの映像が見れる、確認できるというのが付加されたという形で、従来どおりの警らをやっているという状況でございます。
 以上であります。

◯荒巻委員
 ありがとうございます。
 いろんな角度から、発見されにくい事件に対する、加害であったり、被害であったり、そういったものがそれによって何か特定できる材料をしっかり補足できる機能で、大変有効な能力だと思いますので、ぜひこの車両を使っての、また、より安心・安全な京都のまちづくりにつなげていただけるように活用していただきたいと思います。
 先ほど話を聞き漏らしてしまったんですけれども、繁華街のことに戻りますけれども、山口組がああいう形で分裂していった中で、今暴力団排除の角度からすると、最近、流動的で状況がつかみにくいということは、たしか一、二年前も警察本部から、今京都の暴力団の構図というのがこれからどう変わっていくかというのを注視しているという話を受けていましたけれども、今現段階としてはどのように把握なされているのか教えていただきたいと思います。

◯垣内警察本部刑事部長
 6代目山口組につきましては、まず、神戸山口組と分裂するということが発生いたしました。その後、神戸山口組につきましても、任侠山口組がまた分裂してということで、現在三つどもえという形になっております。そういう全国的な不穏な兆候といいますか、流動化している状況はございます。
 加えて、京都府下で見ますと、6代目山口組と神戸山口組が分裂したことに伴いまして、それぞれが指示する形で会津小鉄会の内部対立が表面化いたしまして、それは御承知のとおり昨年の1月に表面化したところでございます。
 そしてまた、先般、神戸山口組側が支持します会津小鉄会側が襲撃されるという事件も発生いたしました。これについては既に検挙しているところではございますけれども、全国的な山口組の動向、そし会津小鉄会の内部対立の状況というのは、いつどこで、また事案が発生するかわからないという意味において、流動的な状況ということがございますけれども、いずれにしても府民の安全を第一にいたしまして、警戒を強化していきたいと思っております。
 以上です。

◯荒巻委員
 府民が巻き込まれないように、またきちんとした取り締まりや検挙体制の構築を予断なくお願いいたします。
 最後に質問いたします。
 これは変わって政策企画部、私の会派の中からも何人か私にこれをやってほしいということもあったので、補正予算の中で改元対応庁内システム改修費で、「平成31年5月の改元に対応するため、情報システムについて所要の改修を実施」ということで。たしか昔で言うところの2000年のミレニアム問題のとき、あのときはITの問題としてありましたけれども、それと一緒だとは思っているんですが、全然話の角度は変わりまして、双京構想をうたってきた政策企画部として、この改元をことほぐための何か事業というものは、京都らしさとして何かお考え、検討はなさってないのか、それだけお聞かせください。

◯川口政策企画部長
 委員御発言の双京構想につきましては、昨年何回か知事、市長等が集まって、今後の対応について検討したところでございますけれども、陛下から「父祖の地」と、こうおっしゃっていただいている京都として、天皇皇后両陛下への御退位になる際に感謝の気持ちをお伝えしたいと考えてはおりますけれども、現在その方法やタイミングについて慎重に協議・検討を関係機関と行っているところでございまして、委員御指摘の改元に際しての新たな取り組みというのは、今現在御説明できるような事柄については、今のところございません。
 以上でございます。

◯荒巻委員
 ありがとうございました。
 新しい元号がこれから我々の新しい時代に来ます。京都としてもそれが何か一つの府民運動として、京都府民がまた一致団結できる形になればいいなと思っていますので、また御検討よろしくお願いします。ありがとうございました。

◯巽委員長
 お疲れさまです。
 これをもって総務・警察常任委員会所管の書面審査を終わります。
 引き続き、環境・建設交通常任委員会所管の書面審査を行います。
 理事者が着席するまでしばらくお待ち願います。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 元株式会社ワコール社員
  • 元衆議院議員
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 危機管理建設交通委員会 委員
  • 文化スポーツ振興特別委員会 副委員長

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