平成19年警察常任委員会12月定例会 2日目

◯荒巻委員
 2点お伺いします。
 1点目は、サイバー犯罪の取り締まりについてです。
 最近、インターネットの発展に伴って、多様な新たなサイバー犯罪という分野が広がってきておるわけです。よく経緯的にコンピュータの不正アクセスとか、そういうのに始まって、技術の進歩とともに、追っかけても、また防御しても、イタチごっこのように、どんどん悪質化していっています。また、利便性の高さと、あと匿名性によって、またそういうのを手段として、例えば、児童ポルノを発信したりする犯罪者であったりとか、また、最近の事件を見てみますと、裏の職安所とか、さまざまな多様化してくるサイバー犯罪について、今のところ、京都府警に対してのハイテク関係での相談件数とか内容の状況報告、また、これから起こってくるであろう何か特徴的な犯罪があれば、教えていただきたいと思います。お願いします。

◯生活安全部長
 サイバー犯罪の取り締まりに関してでございますが、まず、サイバー犯罪、ハイテク関連の相談の件数についてであります。平成18年中は1,431件、本年にありましては、10月末現在で1,237件のサイバー犯罪関連の相談を受けております。相談の内容でございますけれども、ワンクリックとか、オークションの詐欺事案あるいは他人のIDとかパスワードを使いました不正アクセスの関係するもの、それから、掲示板等に誹謗とか中傷を書き込む相談、あるいは迷惑メール等の相談が主なものであります。
 それから、もう1点の今後起き得る犯罪等に関してでございますが、本年になりまして、サイバー犯罪に対する取り締まり状況は、10月末現在で182件、68人を検挙しております。この中で特徴的なと言いますか、今後、起き得るサイバー犯罪について説明しますと、まず、5月に、ファイル共有ソフト「ウイニー」を使った著作権法違反事件、営業妨害という事案ですが、週刊漫画の雑誌の発売日までに、ウイニーで全国に内容を流してしまうという事案、これは5月に検挙しております。それから、もう1件、現在捜査中の事件なのですが、架空出品なり、あるいはフィッシングという手法を用いまして、個人のIDとかパスワードを盗用する、あるいはクレジット情報を入手して、その人に成り済まして、応札なり、あるいは架空出品して現金を詐欺する事案でございます。これは、現在、警察で判明しているだけでも70 件の余罪、1,500万円ぐらいの金額になろうかと思う事件でありまして、しかも、手口が、フィッシングのサイトをつくっている、あるいはフィッシング、他人の無線LANをただ乗りするとか、大変巧妙になっております。
 京都府警のハイテク対策室は、全国でも有名な捜査能力を持っておりますけれども、今後、さらに積極的に、こういう事案に対する取り組みを強化してまいりたいと考えております。
 以上です。

◯荒巻委員
 今、お話いただいた詐欺系統のフィッシングの詐欺とか、確かにインターネットの世界ですから、犯罪者は全国、距離に限定性がないわけじゃないですか。というところで、また、京都府警だけではなくて、他府県とか、また警視庁の主管との連携とかが大事になってくると思うわけです。今、大体、おおむねそういうものに対策を打つ取り組み姿勢の流れみたいなものがあったらお聞かせいただきたいです。

◯生活安全部長
 御指摘のとおり、サイバー犯罪につきましては、広域的、しかも波及性のある事案でありますので、警察庁のサイバー犯罪対策課が主になりまして、全国の各都道府県が連携をしながら、事件捜査なり、あるいは対策に取り組んでおります。
 先ほど申し上げました詐欺事件の捜査にしましても、福岡県警(後刻「兵庫県警」に訂正)と合同で、現在、捜査をやっております。
 以上でございます。

◯荒巻委員
 より一層の取り組み強化を重点化していただきますよう、お願い申し上げます。
 最後に質問したいことは、平安騎馬隊の活動です。
 先月ぐらいでしたか、東山区の修道学区で、環境浄化推進協議会でしたか、子どもたちの安全を守っていこうという地域での自治連合会とか、さまざまな団体での取り組みで、子どもたちの安全の啓蒙のアピールの材料として、騎馬隊がやってきました。特に子どもたちにも一緒になって、意識の教育をしていく上で、京都府警のマスコットというか、広告塔というか、そういう形でちゃんとここへ出てくるんだなと。みんな親近感を持って、この運動に参加していただけるという促しができたと思います。ほか、年始の式典とかではお見かけしますけれども、大体メンバーとか、また平安騎馬隊の活動状況とか、去年、ことしとかどんなふうに運用されているのか、教えていただけたらありがたいと思っています。

◯地域部長
 今御指摘の騎馬隊でございますけれども、都道府県警察で騎馬隊があるのは、京都と警視庁のみでございます。当府警察の平安騎馬隊は、平安遷都1200年を記念いたしまして、活力と魅力あふれる京都づくりに貢献することを目的といたしまして、平成6年2月に発隊しております。平安騎馬隊は、府民からの出動要請も非常に多いところでございまして、現在は通学時間帯における学童の安全確保活動、幼稚園、小学校等での児童の体験騎乗、これは「ふれあい活動」と呼んでいますけれども、これは特に府民に親しまれて好評を得ているところでございます。
 また、各種犯罪を未然に防止し、府民の安全を確保するための、馬による見せる警戒及び広報活動に積極的に取り組んで、非常に効果を上げているところでございます。
 活動の状況についてでございますけれども、平成18年中は、出動回数が254回、本年の出動回数は、11月末現在ですけれども259 回、昨年と比べまして、プラスの23回となっております。主な活動は、今も少し申し上げましたけれども、朝の通学児童に対する交差点での保護誘導活動、下校時の子ども、地域安全見守り隊との連携した通学路のパトロール、各地域の要請に基づく防犯や交通安全を目的といたしましたふれあい活動、観光シーズンを中心としました京都御苑などでの観光パトロール、交通安全パレード、防犯啓発パレードなどであります。
 また、今年の12月からは、新たな取り組みといたしまして、金融機関への立ち寄り警戒についても行っているところであります。装備も、ことしの3月に、新しい馬を運ぶ移送車を配備いただきまして、少しコンパクトになりましたので、これまで通行できなかった道路も通行できるようになり、活動範囲も広げることが可能となっております。
 以上でございます。

◯荒巻委員
 広報活動の役割は大きいと思いますし、ニューヨーク市警ではないですが、安全になってくる象徴みたいな愛きょうがあります。末永く愛してもらうために、安全性を、動物ですから、調教はよく行き届いて、おりこうだと思いますけれども、後ろにいきなり子どもか入ってきたりとか、安全だけはくれぐれも留意して、今後の運用活動をしていただきたいと思います。
 以上です。

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員会 理事
  • 議会運営委員会 議会改革検討小委員会 委員長
  • 農商工労働常任委員会 副委員長
  • 持続可能な地域社会に関する特別委員会 委員
  • 京都地方税機構議会議員
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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