・第104号請願「適正な社会保障費確保に関する請願」
審査結果…挙手採決の結果、賛成全員により、採択と決定した。
◯荒巻委員
適正な社会保障費確保に関する請願もぜひ採択をいただきたく、賛成の立場で一言申し上げます。
やはり今かかる社会保障費の伸びの抑制について、これも医療提供体制の再構築を図っていかなければいけない。今後国民が安心してこういう社会保障に係る公的サービスをしっかり受けられる、そういう議論を今もう本当に確固たるものとして展開していかなければいけないというその前提に、こういう機械的に社会保障費の2,200億円の削減というものは絶対あってはならないと思っております。そういう立場で削減の撤廃を求めたいと思います。
以上です。
◯光永委員
この請願の願意にある、項目にある「社会保障費の年2,200億円の削減を撤廃すること」というのは来年度の話ですか、それともこれまでのことも含めてでしょうか。そのあたりが、もし医師会さんから聞いておられたら教えてください。
◯荒巻委員
意見の総意として今後ということで考えております。
◯光永委員
とすると、もともとこの2,200億円を削減することを決めたのは、直接的な出発点は一体どこで、いつからそれをされているのかということを、もし知っておられたら教えていただけますでしょうか。
◯荒巻委員
これは国の医療改革の医療の展開の流れであったことで、それに対しても数多く知事等からも自治体の立場での答弁があったと思いますけれども、まさにこの議論の出発点は国の検討チームだと思います。
◯光永委員
確かに国の制度の中でできてきたのですが、もともと医療費総額を抑制しようというのは2001年の骨太方針で、そこから2002年度からずっと始まって、今は1兆6,200億円ぐらい削減されてきているというのは御承知だと思います。しかし、来年度この2,200億円の削減をやめると、その後もやめるということになりますと、この骨太の方針2008で2,200億円の削減を含む方向が出されていたと思いますけれども、つまりこの根本にある骨太の方針で示された削減路線そのものがおかしいという趣旨でよろしいんですね。
◯荒巻委員
現場として改善しなければいけないと、その見直しを請うものであると。あくまで、その範疇のことだと思っています。