平成21年警察常任委員会6月定例会 2日目

◯大志万交通部長
 先ほど来ずっと自転車の話でございますけれども、やはり安全教育面におきましては、子どものときからこういったルールを教えていくのだろうなと考えております。
 小学生を対象にしました二輪車大会というのを先週の土曜日、田辺の体育館で小学生が十何校出てきまして、そういったこともやっておりますし、また免許証事業、自転車免許証というのを発行しておりまして、子どものときからそういった教育をしていくということ。
 一方で、自転車自体が免許の制度ではありませんので、本当に好き勝手に走っているという現状があるかもしれませんけれども、こういったものについてはやはり取り締まりをやっていくべきだろうということで、特に先ほど来申し上げておりますけれども、7月は特別対策ということで1カ月間かけてやっております。それで、検挙につきましても赤切符を切っております。実際、特に重点に四条通と東山と五条と伏見、これは自転車通行禁止の場所があります。ここも走っておりまして、注意してもその場では聞くのですが、二度三度とまた乗るんですね。そういった者については厳しく切符処理をしております。
 また、始末書ということで指導書も徴収をいたしております。先ほど約500件近くと言いましたけれども、ことしになりまして徴収しておりまして、厳しい対応をしております。
 以上でございます。

◯荒巻副委員長

 ぜひ、府民の皆様にそういった自転車に関する安全に走る姿勢、ルールを遵守するという意識が広まるものにしていただきたいことをお願いいたします。
 最後にもう一つだけ聞きたいのですけれども、自転車は先ほど申しましたようにスピードの出る車両が今たくさんあります。自転車は法定速度はないものの、自動車が走るところの場合は自動車の制限速度と同じだということで、多分50キロということですよね。本当にそれでいいのかなと。安全性に関して現実的に考えて非常に危険だと思います。そういったものも警察庁のほうといろいろお話ししていただきたいと思います。
 もちろん観光都市京都だから自転車は大いに利用して、安全にできるそういう整備もしていかなければいけないですけれども、地球に優しいはずの乗り物が人に優しくない現状なので、ぜひいろいろ大幅に今の時代に沿った自転車の法整備をしていただきたいと思います。
 余談であともう一つですけれども、代表質問後に本当にいろいろなお電話をいただいたのですが、昔60年ぐらい前は自転車を所有する人の名義を書いた鑑札があって、それを自転車に差し込んでいたと。それで、その鑑札はとめたら抜いて、抜いたら赤色のマークが出るらしいです。要は、ないまま走ったら盗難車両になるということなのですね。
 そういう意味で、何を言わんとしているかというと、事故があって、ちょっとあなた待ちなさいとなったときに逃げられるケースがよくあるので、そこに対する対策も今後検討していってほしいと思うのです。
 ナンバープレートであるとかいろいろな話がありますけれども、そういった過去からの経緯も考えた上で、その辺の検討も今後またしていただいて、御報告とかをいただけたらありがたいと思います。
 どうか、府民の大きな要望だと思っていますので、御尽力賜りますようお願いを申し上げて質問を終わります。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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