平成22年決算特別委員会 書面審査 商工労働観光部 本文

◯荒巻委員
ぜひ、そうですね、もちろん国際的に競争力を高めていただきたいというのが目標の一つでもありますし、本当に伝統産業とか、例えば着物とかでも、ファッションとかそういう形で、またいろいろな付加価値をつけることができると思います。国内だけで我々がもう固定化された概念でとらまえていることが、いろいろな形で普及できるものが実は京都にはいっぱいあるっていうところから出発点にあったと思います。この手が難しいのは、何か集積して、何か一つの共通する知恵とか何かがあって、それがその業界に還元されるとかというのではなくて、むしろ個性化とか、なかったものが合わさってできるとか、そういったものなので、そういうコーディネートする人材の育成とか、そういう人材を確保していくことも片一方で必要だと思います。その辺も、山下部長はいつもそれをおっしゃっているので、より重点化していただけたらと思います。
済みません、最後にもう一個だけ聞きたい。別の話ですけれども、もう先ほど続いていましたが、商店街の活性化の話です。個別の施策はもうずっといろいろ講じていただいているので、そのことに関してはいつも評価をしておる次第です。本質的な話なのですけれども、これから各商店街、本当に担い手不足で困っているところであるとか、集客の核がないところがあったりとか、あとは業種の不足がもう抜け穴的になってきているので成り立っていないとか、そういうものが背景の中で、先ほど東山の例で、私の地元の今熊野商店街の成功例を挙げていただいて、本当に学生のサポートで、買い物に行くのが困難なおじいちゃんおばあちゃんのサポートをすることによって、またそういうキャッチボールがあるから、たまに出てくるようになって集まる空き店舗がコミュニティホールとかになったりして、少しずつ活力みたいなものが目に見えていると思います。次年度以降、今もう本当にそういった厳しい背景の中で、何を重点化して優先順位をつけていくのか、今後の施策の大筋の、今、部長の思っている御見解を最後に聞かせていただきたいと思います。

◯企画理事兼商工労働観光部長
商店街は本当にさまざまな特色があると思っております。中心商店街になるような商店街から、地域のコミュニティ商店街のような商店街まであるわけで、商店街の個性、特色を、今後もどうつなげていくのかと、それを発展させていくのかというところは、一番大きな視点だと思います。もう一つは、頑張っておられる商店街を見ますと、やっぱり長年、2年とか3年、同じテーマで何回も何回もイベントをやられるとかということで、消費者に、あの商店街はこういう商店街なのだということを印象づけられているわけでございます。我々、予算的に言うと単年度で、なかなか複数年度の御支援は難しいのですけれども、何とか工夫をして2年、3年にわたって、もう少し商店街じっくり腰を据えて今の厳しい状況を突破するような活動をしていただくようなことにも取り組まないと、この厳しい状況は打開できないのではないかというような考えを持っております。
以上でございます。

◯荒巻委員
ありがとうございました。これで質問を終わります。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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