◯荒巻委員
本当にナラ枯れ被害においては、ことしは気候の影響なのか、まだ紅葉する前に先にそっちばかりが目立つ形で、2週間前に山に入ったときもそう感じたんですが、この勢いは大変危険だということを専門家もおっしゃってたんで、そういう形で、大きく景観という観点で、京都そのもののイメージの背景林としてやっぱり守っていかなければいけないんで、何かもっとかかわりとか役割分担ができたらなと思うんで、今多く民間の方の関心が高い中でいろいろな活動もふえてると思うんで、またその辺もゆっくり見守って何か連携できる方法を模索していただきたいと思います。
本当に森林というのは府民の大きな財産であって、まだ手入れができてない森林も多くある中で、これからの担い手をしっかり育てていこうということで林業トレーニングセンターとか、そちらが6月か7月ぐらいに50人規模で集中的に研修を受けて林業に生きる人材としての基本的なノウハウをしっかり教えていこうということを試みているそうなんで、そちらのほうの状況報告と、あと森林大学校でしたっけね、これからいろいろ考えていくという、短期的なトレーニングではなくて長期的によりそういう体系的な理論をしっかり備えさせていこうという、そういう人材育成ということも今なさっておられると聞いてるんで、そちらの進捗のほうも御報告いただきたいと思います。
◯モデルフォレスト推進課参事
林業トレーニングセンターについてでございますけれども、春から第1期生を募集いたしまして12名が専門的な研修を受けて10月18日に全員が修了いたしまして、現在、就職をしたところでございます。森林関係とか木材関係業者のところに全員が就職いたしました。また、18日から第2期の講習がスタートいたしまして、現在、20名が研修に励んでおられます。そういう形で専門的な技術を取得しながら、OJTという形で一定の雇用も確保しながら進めているところでございます。
それと、林業大学校についてですけれども、現在、検討委員会の中で詳細を詰めておりまして、まず現在のトレーニングセンターの中で新規就業者を対象とした技術の取得、確実な就職先の確保ということを進めておりますけれども、それとあわせまして、これからはいろいろなボランティアも含めまして多様な人材とかの育成も必要ですし、また林業の今後の経営を担うような人材、専門的な人材も必要だと考えております。現在の林業トレーニングセンターの取り組みを踏まえまして、もう少し具体的なカリキュラムとか、あとこれからの専門学校とか大学との相互連携、単位の連携とか、いろいろなことも検討しながら進めてまいりたいと今考えております。
◯荒巻委員
最後に教えていただきたいんですが、新規就業者の推移、ここ数年のものと、あと学校にトレーニングに来る方は府下の人ですか、京都の方なのか、また逆に他府県から来てまた他府県に戻ってしまうのかというか、できたら府内の方により府内でしっかり根を張ってやっていただきたいという思いもあるんで、その辺を教えていただいて質問を終わります。
◯山本モデルフォレスト推進課参事
新規就業者のここ数年の推移でございますけれども、平成16年55名、平成18年からは30名前後で推移しておりまして、平成21年37名ということで、毎年30名を超える方々が新規就業という形でついておられます。林業トレーニングセンターを修了されて今回就職された方はすべて京都府内の方たちです。
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