平成22年決算特別委員会 書面審査 健康福祉部 本文

◯荒巻委員
いずれは将来、そういった親族の方が存在しなくなる時代はあると思いますが、実際に生活をともにしていたということが何らかの形で証明できたり、家族的なことでしょうが、位牌を預かっている方が行けないという不条理を、参加者に枠があるという言い方は物すごく失礼な言い方になってしまうのですが、もしそういう形で参加できる余地があるならば、いち早くそういう方に行っていただけるように、これはもうぜひ実現してほしいということをお願いして、次の質問に移ります。
次は、家庭支援総合センターについてですが、先ほどほかの委員からもいろいろありましたけれども、ワンストップでさまざまな家庭問題に対して行政が正面から臨んでいくという機関で、本当に大きく期待をされているわけですけれども、まさに児童相談所とか障害者更生相談所とか、さまざまに京都市の権限と問題が生じてしまう部署があるわけです。実際に今、稼働して半年がたったわけですけれども、どれぐらいの相談件数があって、その中で実際に京都市と調整しなければいけないような京都市の権限にかかわる案件が幾らあったのか、そしてまたそういった案件が来たときに、追い返す、門前払いしているはずはないと思うので、どういった形で問題に対して耳を傾けてあげて、それならここですねという必要な問い合わせ先の機関を、ちゃんと内容を究明してあげて、御紹介していただけているのかとか、そういった実際の話を聞かせていただきたいと思います。

◯健康福祉部こども政策監
東山にオープンさせていただきましてからもう6カ月、7カ月になっております。現在、過去と全く比較して件数がふえているかどうかということは、比較できない要素もありますので、ただ件数的には、10月末で5,700件程度ございます。1日にすれば電話等も随分ございますけれども、多い件数で推移しているかなと思っております。
なお、京都市の関係では、その中で2,000件ぐらいございますので、京都市内にあるということも含めて、多くの方に御利用いただいている、御相談をいただいているということだと思います。
特徴といたしましては、総合相談の窓口を設けまして、複合的な課題に対応することとか、私はこういうことなんだけどどこが相談窓口かわからないと、今までなら困っておられた方々がトータルで相談にお見えになっているということで、それも百数十件ございますので、一つの大きな要素かなとも考えております。
京都市との関係では、発足した当時から、理念といたしまして、京都市民、府民にかかわらずきっちり対応させていただくということで臨んでおりますので、相談的にはまず十分いろいろなことをお伺いして、先ほども部長が答弁しましたように、例えばDVですと、基本的には私どもで保護したりするような権限を有しておりますので、そういったものであるかどうかも含めて、まず見定めまして、やはり京都市さんでお世話になるような事案であろうかということの場合、例えば児童虐待の問題もそうですけれども、そういったものは京都市さんの関係機関と調整をしてそちらのほうでお世話になっているというぐあいに、結果的に窓口を振り合うとかということが決してないように、よく連携をしながら対応するように努めているところでございます。
以上でございます。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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