平成23年6月定例会 (第6号) 一般質問

◯商工労働観光部長(田中準一君)

京都の強みを生かした観光振興についてでございますが、観光客の入り込み状況につきましては、「京なび」の利用者数等を見ますと、国内観光については、震災直後は大変厳しくございましたけれども、ゴールデンウイークごろからは回復の傾向にございます。しかし、外国人観光客につきましては、5月に入りましても対前年比で60%の減少ということで、とりわけ中国などアジアからの団体客はまだまだ厳しい状況が続いてございます。
こうした状況を打開するには、議員御指摘のとおり、積極的に京都の魅力を内外にアピールしていくことが重要でございます。7月の関西広域連合での中国へのトッププロモーションの実施に加えまして、京都観光緊急回復対策といたしまして、大学等と協力しての国際会議の誘致、海外メディアへの情報提供などを積極的に進めてまいります。
5月補正予算で計上いたしました観光関連団体の自主的諸事業への助成につきましては、既に多くの御応募をいただいておりまして、できる限り早期に交付決定して事業が実施できるよう手続を進めているところでございます。
次に、京の七夕事業についてでありますが、昨年同様、8月6日から15日までの間、鴨川、堀川会場を中心に実施いたしますが、今年度は特に府域への広がりを図り、文字どおりオール京都での事業となるよう、各振興局ごとに夏祭りや七夕イベントなどを協賛事業に位置づけまして、連携を図ることとしております。もう既に7月に入りまして、本日から事業を始められている地域もございます。
また、祇園や古川町の商店街を初めとして、各地域の商店街での七夕イベントとも連携いたしまして、昨年にも増しまして京都の町じゅうでこのイベントを盛り上げてまいりたいと考えてございます。
さらに、鴨川会場におきましては、東北の特産品の販売でありますとか、観光PRを行う東北応援ブースを設置いたしますほか、絵はがき短冊の売り上げの一部を被災地へ寄附させていただくなど、被災地支援の取り組みも七夕事業の中でしっかり行ってまいります。
日本料理の世界無形文化遺産登録に向けた取り組みについてでありますが、日本料理アカデミーの要望を受け、直ちに知事が国に政策提案を行ったところ、議員御紹介のとおり、それを踏まえまして農林水産省で今月5日、「日本食文化の世界無形遺産登録に向けた検討会」を開催し、登録を目指して議論を始めることとなったところでございます。京都府からもこの会議に傍聴参加いたしますとともに、引き続き、登録実現に向けまして積極的に国に働きかけてまいりたいと思ってございますし、そのために京都の関係事業者の皆様、学識経験者の皆様と協力しながら、庁内でも検討会議を設置するなどして積極的な支援をしてまいりたいと考えております。

◯議長(近藤永太郎君) 安森警察本部長。
〔警察本部長安森智司君登壇〕

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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