平成23年6月定例会 (第6号) 一般質問

◯荒巻隆三君

それぞれに御答弁賜りまして、ありがとうございました。
鴨川の三条-四条間においては、まさに文化観光都市として息づく京都中心部の大勢の人が集まる新たな憩いの空間として、またいろいろな配慮もいただいていますので、安心してみんなが工事期間中も通過できる形で整備を進めていただきたいと思っています。下流域に対しては、下流域はもう住宅街化してきていますので、利用者はむしろ地域の人たちが大半だと思います。そういった意味では、地域全体と連携を図りながら、今後の安全な河川整備というものを推進していただきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
また、観光についてですけど、特に日本料理の世界無形文化遺産の登録というのは、本当に多くの料理人さんの励みになると思っております。特に、京都においては、卓越した技術を継承された匠の人たちもいるわけですし、また本当に悠久の歴史の中ではぐくまれてきた格調の高い技というものは、本当に四季の食材を芸術品のように皆さんの前ですてきな器で、そしてまたいろんな所作やそういった中でお出しなされる日本料理というのは、本当に世界に通じるものだと思っておりますので、ぜひとも強力な推進をお願いいたしたいと思っています。
次に、警察問題ですけども、本当に東山線、東大路通りの渋滞というものは、東大路だけで完結するものではなくて、川端通りのほうとかも全部幹線として通行車両の大半、6割以上が通っているということです。そこに用事のない人を入れないというのは、基本的に無理だと思うので、トータルで全体としての渋滞の偏在を解消して、再分配するような交通政策が必要だと思いますので、ぜひとも京都市と連携をしていただきたいと思っています。
特に、夜間の駐停車に対しては、近隣には高齢者の方が多く住む、大変無防備な状態の中で、夜間うろうろされている方たちに対して不安視している方たちもおります。本当にいちずに生活文化に密着してしきたりを守ってきた花街のあるまちの横で、今や芸妓さんとか舞妓さんよりも、そういった車の前で何か商談をする男女が暗闇の中に消えていくような、そういった何か京都らしくない風景が最近横行していますので、ぜひとも風紀的な意味合いも、無料案内所排除条例との兼ね合いもありますけど、地域の人たちは大変望んでおりますので、京都の本来の姿を取り戻すという意味でも、ぜひとも御尽力いただきたいと思っています。
最後になりますけども、きょうから本格的に祇園祭が始まります。特に、ことしは国難もあって、多くの皆さんの祈りが寄せられる年だと思いますので、先人の慈しみの心をしっかり受け継いで、私も4世紀から、祇園社のころから続いております宮本組の一人として、しっかり気概と気迫を持って使命と責務を果たさせていただきたいと思っております。
それでは、質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)

ページ: 1 2 3 4 5

あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

リンク

サイトコンテンツ