平成19年警察常任委員会9月定例会 2日目

◯生活安全部長
祇園・木屋町特別警察隊の活動状況と効果についてであります。平成17年10月7日に、 隊長以下119人の体制で発足しまして、元立誠小学校前に街頭犯罪警戒車を設置しまして、活動の拠点にして、制服警察官の集団警備力による活動を展開して きたところでございます。
現在までの出動警察官は、延べ約2万5,000人を出動させておりまして、祇園・木屋町地域において、集団警らによる 職務質問や、ギンギン族等に対する交通取締り、それから少年補導、客引き等の違法風俗営業に対する取締りを実施してきたところでございます。
そ の効果としまして、本年6月末現在の数字でございます。まず、屋外における刑法犯について見ますと、活動エリア内に絞りますと、243件の発生がございま すが、これは発隊前の数字と比べますと230件の減少をしております。約50%減ということで、大幅に減少しております。
それから、110番の 受理件数でございます。これは五条署と東山署両方合わせた数字でいきますと、本年6月末現在で1万1,274件でありまして、これは発隊前と比べますと、 850件の減少という成果となっております。
それ以外に、客引きとか、あるいはギンギン族等の取締りで、これらの活動が鎮静化しているほか、地 元の住民の皆様方と合同パトロールすることも活発になっておりまして、大変、協働活動が活発化しているという効果も出てきているところでございます。
以上でございます。

◯警務部長
拠点となる施設の構想についてでありますが、京都を代表する中心繁華街である祇園木屋町地域 の再生に向け、平成17年10月以来、祇園・木屋町特別警察隊を特に編成し、警察力を重点的、集中的とかに投入しているところであります。この地域には、 恒常的活動拠点がないため、街頭犯罪警戒車両、これは中型のマイクロバスでございますけれども、臨時の拠点として活動しておりまして、隊員には相当の負担 となっております。
今後もこうした活動を継続し、地域とより密着した警察活動を定着させるためには、恒常的活動拠点の整備が不可欠であると考え ております。
この点につきましては、現在、京都市を初め、関係機関等との協議を行い、活動拠点の候補地につきまして、検討を進めているところで ありまして、京都市におきまして、既に候補地の具体的な検討に入っているところと聞き及んでおります。

◯総務部長
東山警察署の庁舎の進捗状況と今後の利活用を含めた整備構想についての御質問でございます。
まず、東山警察署の建てかえ整備の進捗状況でございます。これにつきましては、6月の定例議会の本委員会で御答弁をいたしましたように、現在、敷地となり ます元洛東病院の跡地につきましては、現在、保健福祉部におきまして庁舎の解体工事が行われているところであります。
警察といたしましては、本 年度の当初予算におきまして、東山警察署整備費ということで、来年度、建設着工を目指しまして実施設計などの準備を進めているところであります。
次に、新庁舎に移転後の東山警察署の跡地利用についてでございます。これにつきましては、現段階で未定でございますけれども、京都府有地でございますこと から、跡地利用につきましては、今後、地元の方々の要望も踏まえながら、京都府出納管理局を中心に検討がなされるものと承知をいたしております。
以上でございます。

◯荒巻委員
ありがとうございました。
ただ、駐車除外標章の件ですけれども、ぜひ歯科医師、柔道整復師、または鍼灸師については、署長許可で個別な対応を柔軟にぜひ検討していっていただきたい。改めて要望申し上げます。
そして、今、根本的な基本方針というところで、交通規制としての除外対象の区分に基づくというお話も非常にわかるわけです。円滑な道路交通上の環境を保つということもわかるのですけれども、それはぜひ除外標章の不正使用をより摘発を強化していただいて、本当に日ごろから、日常生活に大きな支障を来たしておられる3級の2・3や4級の方に、ぜひ大きく温かく御理解いただいて、再交付に向けての前向きな検討をお願いを申し上げて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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