平成19年12月定例会 (第5号) 一般質問 討論

◯警察本部長(青木五郎君)
 荒巻議員の御質問にお答えいたします。
 まず、東山地域の治安確保のための対策についてでありますが、議員御指摘のとおり、東山地域は昼間と夜間とで治安事象が異なります。
 そこで、当府警察では、府民や観光客の方々の安全・安心を確保するため、まず昼間帯においては、清水寺、八坂神社を初め多数の観光客の方々が訪れる観光地周辺において、日常的にパトカーや地域警察官による重点的なパトロールを行っております。また、多くの雑踏が見込まれる場合には多数の警察官を配置し、雑踏事故の防止を図るとともに、すりやひったくりの防止のための捜査員等を投入するなど、犯罪の未然防止に努めております。このほか、春・秋の行楽期に慢性的な交通渋滞が生じる東大路通り等では、臨時交通規制や重点的な駐車取り締まり等を実施し、交通の安全と円滑の確保に努めているところであります。
 他方、夜間帯におきましては、平成17年 10月以降、東山警察署を拠点として特別警察隊を編成し、制服による集団警ら活動等を行うとともに、私服捜査員による暴力団、風俗関係事犯などの取り締まりを集中的に行う祇園地域を対象とした中心繁華街総合対策を推進しており、これにより、風俗環境浄化等に一定の成果があらわれているものと考えております。
 次に、今後の方針についてでありますが、府民や観光客の方々が安心して祇園を中心とした東山地域に訪れていただくためには、安全・安心な中心繁華街を再生し、定着化させることが何よりも重要でありますことから、引き続き特別警察隊を効果的に運用するとともに、悪質な風俗関係事犯、暴力団や来日外国人等の犯罪組織はもとより、駐車秩序の整序化に向けた取り締まり、暴走族や飲酒運転の徹底検挙など、府警の総合力を発揮した取り締まりを推進することとしております。
 また、今後、建設を予定しております新たな東山警察署を活動拠点として、地域ボランティアや行政との協働活動のより一層の促進を図るなど、東山地域の治安確保に万全を期してまいりたいと考えております。

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あらまき隆三

荒巻隆三
(あらまきりゅうぞう)

  • 昭和47年10月27日
    京都市生まれ
  • 自民党府議団 代表幹事
  • 議会運営委員長
  • 京都地方税機構議会 議長
  • 京都実業団剣道連盟 会長
  • 京都府カヌー協会 会長
  • 元衆議院議員
  • 元株式会社ワコール社員

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